――名取はにおいフェチですが、お二人は何フェチですか?
佐藤:お尻かなあ。ドナルドダックのお尻とか、子どものお尻とか、犬や猫のお尻とか!ひょこひょこ動いているお尻が好きですね(笑)。あとは二人ともにおいフェチなのかな…?そうだよね?
大原:ここで言うのは恥ずかしいけど…そうだと思います。
――どういったにおいに引かれますか?
佐藤:その人が日頃から使っている柔軟剤の香りとか石鹸の香りとか、生活感を感じるにおいが好きです。小さい頃、お母さんの手から洗剤の香りや玉ねぎのにおいがしたことが記憶に残っていて。そういうにおいの方が印象に残ります。香水より、そういうにおいが好きですね。
大原:私は、シャンプーはこれ、ヘアケアはこれ、柔軟剤はこれって全部決めています。例えば、ヘアケアだったら、日本から撤退しているものを使っているんです。
佐藤:へ~!
大原:その香りが好き過ぎて買い置きして…。
佐藤:本当のにおいフェチだ~。
――同作では、名取が新商品のインスピレーションが湧くという理由で麻子のにおいを嗅ぐという姿が描かれますが、お二人がさまざまな作品で役を演じるにあたって、インスピレーションを得るために意識していることはありますか?
佐藤:漫画原作がある作品は、原作から得ています。例えば、1冊の脚本からイメージすることって十人十色だと思うんですが、漫画原作があると共通のゴールを思い浮かべることができると思うんです。みんなでひとつのイメージを持てるということも原作がある作品の良さだと思っています。
あとは、自分がこれまで出合った作品から感じたことや、普段人と接する中で感じたことなどを通して、作品ごとにどのように役に投影できるかを意識しています。10代のときには分からなかった感情も理解した上で演じることができたり、これまでの経験が役を演じる中で生かされているなと思うこともあります。
大原:私は、作品に入るまで自分にできる範囲の役作りはしていきたいと思っているんですが、現場に行ってからが全てだなと思っています。お相手の雰囲気やお芝居だったり、撮影の場所だったり、監督が言ってくださることを全部取りこぼさずに吸収して、お芝居で表現したいなと思っています。
――最後にドラマの見どころをお願いします。
佐藤:「あせとせっけん」はもともと読んでいた作品なので、自分自身も責任を感じていますが、自分が名取の人生を歩むんだったら、どう行動したいかなということをイメージしたり、大原さんと向き合ったときに感じるものを大事に演じています。
あと、渋江監督の発想とかひらめきが斜め上を行っていて、普通では考えられない展開が描かれているので、そこも見どころです。
大原:私も、監督が目に見えないにおいを映像でどう表現されているのかが楽しみです。あとは、真っすぐな二人のピュアな物語になっているので、見ていただいたらきっと“あせキュン”してもらえるかなと思います。
佐藤:絶滅危惧種のようなピュアなこの二人を大事にしたいですよね。本当にこの作品の世界が大好きで、楽しくて心が温かくなるシーンがたくさんあるのでぜひ見ていただきたいです!
下に続きます
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