片岡愛之助“宗時”が小栗旬“義時”に「平家とか源氏とかどうでもいい」熱き思い告げて散る<鎌倉殿の13人>

2022/02/07 18:30 配信

ドラマ レビュー

片岡愛之助"宗時"が小栗旬"義時”に語りかける(C)NHK

小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-9:00ほか、NHK総合ほか)の第5回「兄との約束」が2月6日に放送された。戦の直後に、北条義時(小栗)の兄・宗時(片岡愛之助)が命を奪われるという展開で、視聴者にも衝撃が走った。Twitterは今週もトレンドランキング入りを果たし、宗時の残した「坂東武者の世を作る」という思いが込められたセリフも話題となっている。(以下、ネタバレが含まれます)

雨続きで兵が増えず…戦に突入!

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第5回場面写真(C)NHK


三谷幸喜が脚本を務める「鎌倉殿の13人」は、頼朝に全てを学び、武士の世を盤石にした男・義時と、彼を中心に鎌倉幕府将軍“鎌倉殿”を支えた13人の家臣団の生きざまを描く物語。

堤館と山木館を立て続けに襲撃した源頼朝(大泉洋)の動きに対して平家方が激怒した。相模では、奉行を務める大庭景親(國村隼)が梶原景時(中村獅童)ら三千の兵を率いて出陣。伊豆でも、頼朝討伐に燃える伊東祐親(浅野和之)が動き出す。これに対する頼朝は全軍を率いて鎌倉を目指したのだが、兵はわずか三百だった。

やむ気配のない雨の中、頼朝軍は石橋山の山中に陣を構えた。援軍となるはずの三浦義澄(佐藤B作)の軍が、水かさの増した酒匂川が渡れず足止めを食っていた。景親と時政(坂東彌十郎)が挑発し合った結果、時政の堪忍袋の緒が切れて、兵に突撃を命じてしまったのである。

兄・宗時の夢「てっぺんに北条が立つ」


激闘の末、頼朝軍は完敗した。義時にとっては緊張と恐怖で身を震わせながらの戦となったが、頼朝を守り山中へと逃げた。宗時は、頼朝が小さな観音像を出して「御本尊を持ってくるべきであった」と嘆くのを見て「私が参りましょう」と危険を顧みず立ち上がった。

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