星野みなみがアンコールで心境を語る
後半は星野が参加したユニット曲などを中心に展開。その中で「制服を脱いでサヨナラを…」は、齋藤飛鳥とのユニット曲で2015年に発売された楽曲。当時は二人ともまだ高校に通いながらアイドルを行っていた時期で、これから社会へ出ていくリアルな歌詞が、二人にマッチしていて話題となった楽曲だ。
間奏中でのトークは、星野も齋藤も互いに涙をこぼし、苦楽を共にした盟友との別れを惜しみながらパフォーマンス。そして、2ndシングル「おいでシャンプー」で本編が終了した。
アンコールでは、冒頭で星野がステージ上でMC。
「13歳で乃木坂に入り、デビュー・シングルでいきなりフロントメンバーに抜てきされた時は本当に自信がなく、その後に選抜に選ばれない時期もありましたが、皆さんの声援で少しずつ自信がついて、ここまでやってこられたと思います。私は乃木坂の卒業と共に芸能界からも引退するので、皆さんとお会いする機会もなくなりますが、今の私に後悔はなく、これからは皆さんと同じように乃木坂を応援していきたいと思います」。
涙ながらのMCではあったが、この10年間でアイドル、そして芸能界にピリオドを打つ星野に、どこかすがすがしさを感じさせるものだった。
その後、「初恋の人を今でも」「あらかじめ語られるロマンス」の2曲を披露し、星野みなみ卒業セレモニーの幕は閉じた。