小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-9:00ほか、NHK総合ほか)の第6回「悪い知らせ」が2月13日に放送された。視聴者の反応は上々で、今週もTwitterの世界トレンド1位になる盛り上がりを見せている。副題通り、登場人物たちに良くない知らせが飛び込む展開となり、SNSは同情する声に包まれた。(以下、ネタバレが含まれます)
三谷幸喜が脚本を務める「鎌倉殿の13人」は、頼朝に全てを学び、武士の世を盤石にした男・義時と、彼を中心に鎌倉幕府将軍“鎌倉殿”を支えた13人の家臣団の生きざまを描く物語。
大庭景親(國村隼)率いる平家方の前に大敗を喫した源頼朝(大泉洋)の一党。この合戦で、北条家を引っ張ってきた宗時(片岡愛之助)ら有力な坂東武者が戦死したが、義時(小栗旬)はその事実を知らずに過ごしていた。
敵の追撃から必死に逃れる頼朝は、梶原景時(中村獅童)に姿を見つかりながらも命を奪われることなく、石橋山山中に身を潜めていた。義時が到着したため、船が待つ海岸への距離を尋ねる頼朝。義時は「ここから東へ25里」と答え、頼朝をうんざりさせた。箱根権現まで25里の道程を断念して帰ってきたばかりの頼朝にとって、“トラウマの25里”だった。
一方、伊豆山権現を八重(新垣結衣)が訪ねる。「佐殿は生きています」と夢枕に立った頼朝の話をして政子(小池栄子)をけん制したが、政子は「不思議なこともあるものだわ。助殿は夕べ、私のところにもやってこられました」と応戦。女同士の静かな合戦は引き分けといったところ。
しかし、八重の目的は別にあった。祐親(浅野和之)から「出家させた」と聞いていた当時3歳だった息子の千鶴丸がいるはずだと、文陽房覚淵(諏訪太朗)に「一目会わせてはいただけないでしょうか」と尋ねる。八重が案内されたのは、無残にも立派な墓の前だった。父から聞いてここで元気に暮らしていると信じてきた息子の死を知り、墓をさすりながらむせび泣く八重にとって、これ以上の「悪い知らせ」はない。
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