3世代約100年にわたる女性たちの人生を描く連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。2月16日放送の第75回では、ひなた(川栄李奈)が映画村内の時代劇スタジオに足を踏み入れるシーンが描かれたが、そのスタジオ内部の遊び心あふれる作り込みが話題を集めた。(以下、ネタバレがあります)
ひなた、虚無蔵に呼び出される
「カムカムエヴリバディ」は上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインのバトンを繋いでいく異例スタイル。現在は、安子(上白石)の孫でるい(深津)と錠一郎(オダギリジョー)の娘・ひなたの人生を描く“ひなた編”第16週「1983」を放送している。
第74回では、ひなたが「ミス条映コンテスト」に出場するエピソードが描かれた。残念ながらコンテストに優勝することはできなかったが、コンテストの様子を見ていた条映の時代劇俳優・伴虚無蔵(松重豊)から珍妙な誘いを受け、早朝の映画村にやってきた。
「破天荒将軍」に「金太郎侍」
「まずは茶を一服進ぜよう」という虚無蔵に案内されたのは、映画村の一角にある時代劇撮影スタジオ兼映画村の休憩所。時代劇ファンのひなたにとっては“パラダイス”のような場所だった。
壁面には桃山剣之介(尾上菊之助)の「棗黍之丞」シリーズに加えて「真田幸村」や「破天荒将軍」「暗闇の使者」のポスターが貼られ、香盤表には「江戸を蹴る」「金太郎侍」といった作品名も。ほかにも「BUSHIDO COLA」の自動販売機や、「Oni CUP」の空き瓶もさりげなく置かれている。