原作をリスペクトしつつ、日本版として新たな魅力を
――共演経験のあるお二人ですが、本作でご一緒していかがでしたか?
福士:「恋仲」(2015年、フジテレビ系)、映画「ザ・ファブル」(2019年)に続いて三回目です。でも、その二作品ではあまりお話しした記憶がなく…。
山本:「恋仲」の共演者何人かで一度食事したけど、そこでもあまりしゃべらなかった気がする。
福士:しかも「ファブル」では数日しか一緒に撮影していなかったんです。今回長い時間ご一緒して、撮影中いろんなところで頭の回転の早さを感じました。
山本:うれしいです!私は逆に、福士さんは完璧なイメージがあったけど、ちょっと抜けていてお茶目な方だなと思いました(笑)。
――役作りはどのようにされましたか?
福士:僕は宇宙人を演じるのが二回目なので、役に入りやすかったように感じます。韓国の原作ドラマがあるのでイメージしやすく、原作を見て勉強しながら、Sっ気の強い宇宙人役を作り上げていきました。
山本:私が演じた椿は、原作では気が強い性格でしたが、本作の脚本ではやわらかい印象を受けました。どちらに寄せたらいいのか監督と話し合って、日本版のキャラクターはマイルドな雰囲気にしようと。もちろん原作へのリスペクトもありますし、原作のヒロインのチョン・ソンイと椿は、自分に正直な部分は同じだと思ったので、その軸はなくさないよう意識しました。
福士:作品全体として、原作よりポップさがあるかなと感じます。