恋をしたくて東京の大学へ進学した“つるたま”こと都留たまきが、恋をしたのは空。3月4日(金)より公開される映画「ブルーサーマル」は、ひょんなことから大学で航空部に入部したつるたまが、その世界に魅せられていく物語だ。部活で出会ったのは、ミステリアスで大人っぽい主将の倉持潤や、会うとすぐケンカになってしまう先輩・空知大介。つるたまの声を担当したのは、声優初挑戦となる堀田真由。倉持を島崎信長、空知を榎木淳弥が演じ、フレッシュな堀田を支える。
どんなふうに空が描かれているのか楽しみです
――本作はご覧になりましたか?
島崎・榎木:僕らはまだです(※取材時)。
堀田:私は完パケの形で、見させていただきました。
――堀田さんは見た感想、島崎さんと榎木さんは楽しみなところを教えてください。
堀田:空の青さや映像が美しく、風に揺れている花や草がリアルです。アフレコの時はまだ絵ができていなかったので、キャラクターの声や自然の音が合わさった映像を見て、アニメーションってすごいんだなと実感しました。
榎木:グライダーがテーマの一つなので、どんなふうに空が描かれているのか、そして風の音など効果音も楽しみです。
島崎:期待するところは、やはり空ですね。アニメーションならではの利点の一つに、空みたいな自然を“描ける”ところがあると思うんです。自然も生き物として描けるというか。たとえば楽しい時と悲しい時では、同じ空でも違って見えると思うんですよね。その空がアニメーションだとキャラクターの視点を介してだったり、「この人には今、こう見えているんだな」と共有できます。タイトルも「ブルーサーマル」だしグライダーの話なので、どんな空になっているのか楽しみです。
――堀田さんは本作で声優に初挑戦となります。どのような意識で臨みましたか?
堀田:普段私が話しているトーンはそんなに高くないのですが、監督から「つるたまは天真らんまんな明るい子なので、高いトーンで話してほしい」と言われていたので、それを意識して演じました。声優のお仕事が初めてで、アフレコで声を出すタイミングがわからなくて、おうちで練習しましたね。あとつるたまちゃんの出身地である、長崎の方言に苦労しました。私は関西出身なのですが、長崎の方言は関西弁と似ている部分が多く、似ているからこそ沼にハマるとちょっとの違いを表現できなくなったりして。お母さん役の方が長崎弁の指導も兼ねてくれたのでいつも隣にいてくださり、方言指導をしてもらえました。
3月4日(金)公開
監督=橘正紀
脚本=橘正紀、高橋ナツコ
声の出演=堀田真由、島﨑信長、榎木淳弥ほか
配給:東映
公式サイト:https://blue-thermal.jp/
(C)2022「ブルーサーマル」製作委員会