2022年の8月に歌手デビュー50周年を迎える郷ひろみ。2021年8月に50周年のアニバーサリーイヤーに突入すると、8月1日にサブスクで過去の楽曲のストリーミング&ダウンロード配信を解禁し、8月4日には106枚目のシングル「100GO!回の確信犯/狐火」をリリース。8月6日にYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で披露した「2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-」も大きな反響を呼んだ。大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)では白組のトップバッターとして登場し、会場を沸かせたことも記憶に新しい。2022年に入り、さらに勢いを増している郷ひろみにインタビューを実施。50周年のこと、代表曲「2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-」のこと、そして2月26日(土)に出演する歌番組「歌える!J-POP黄金のヒットパレード決定版!#5」(夜9:00-11:00、NHK BSプレミアム)の見どころなどを聞かせてもらった。
活動50周年を迎えた郷ひろみ
――2021年の8月から50周年のアニバーサリーイヤーに突入されていますが、郷さん自身は“50周年”をどう受け止められていますか?
あまり“周年”には執着のないタイプなんですが、やはり50年ですからね。その歳月がものすごく大きいことは僕自身もよく分かっているので、執着しないはずはないんですよね(笑)。このアニバーサリーイヤーをさりげなく送りたいと思う反面、「50周年はもう2度とないんだ」という思いもあります。次の周年は“55周年”で、きっとあっという間に訪れるのかもしれないけど、今は今で、この時だからこそ歌える歌を大事に見つけながらやっていきたいなと思っています。
――シングルだけでも2021年8月リリースの「100GO!回の確信犯/狐火」を含めて106枚。他の楽曲を入れるとかなりの数がありますし、2021年サブスクで楽曲が解禁になったこともあって、振り返るにはいいタイミングだったのかなと思ったのですが。
そうですね。特にリリースしてきた作品を振り返っていくと、いろんな方に支えられてここまで活動できてきたんだなというのが手に取るように分かります。曲ごとに、「あの人がいた」「この人がいた」って思い出せますし、活動の中で起こったこと、関わってくださった方を忘れることはありません。
持ち歌に対する責任「僕自身も色あせちゃいけない」
――昭和、平成、そして令和と、時代を超えて活躍されてこられて、同時に、郷さんが歌ってきた楽曲も時を経ても輝き続けています。
素晴らしい作詞家、作曲家の方に恵まれて、たくさんいい曲を書いてもらいました。昭和の時代、あの先生方がいなければ生まれてこなかったメロディーや歌詞だったと思うんです。それを残してこられたのは大きなことだなって。改めて思うんですよね、“曲は色あせない”って。だから、歌う側の責任として僕自身も色あせちゃいけないと思っています。常に鮮度を高く保てるかどうか。これはすごく重要なことです。
――特にサビとか、歌えるぐらい覚えているんですよね。
そうですね。例えば、「2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-」の“出会いは億千万の胸騒ぎ”とか「お嫁サンバ」の“1、2、3バ 2、2、3バ”とか、自分からは絶対に出てこないフレーズですから(笑)。
郷ひろみの誕生日である10月18日に開催された、全国ツアーファイナル・バースデイライブ公演の模様をMCも合わせて収録。更に、ライブCD(ライブ映像と同じ音源)付の豪華2枚組使用。
郷ひろみとコンサートツアースタッフによる副音声解説も収録。
SMR(SME)(D)