ロバート・秋山竜次扮(ふん)する最先端のクリエイターにインタビューする「クリエイターズ・ファイル」。今回は、昭和を代表する名力士・彩千丹史明(1935~1991年)。土俵の外でもまさに時代の最先端…革命的でクリエイティブな取り組みを見せた異端児・彩千丹とはどんな力士だったのだろうか。協日新聞社提供の写真を基に、現在にもつながる彩千丹関の数々の功績をひもといた。
彩千丹のここがすごい!一、化粧まわし
彩りゆたかな富士と松の画は叔父にあたる画家・船越源徳が描いたもの。下部には現代でいうUSBによく似た飾りがたくさんあしらわれている。左部分の印もWi-Fi柄に見えなくもない。
彩千丹のここがすごい!二、部屋のちゃんこ鍋がすごい
彩千丹の所属する扇田部屋では、彩千丹考案の「水を使わないちゃんこ鍋」が主流であった。素材から出る水分を生かす調理方法で、現代の無水鍋の先駆けではないかと説く専門家も多い。
彩千丹のここがすごい!三、塩をまかない
彩千丹は土俵で塩をまかないことで物議を醸したのは有名な話だ。調味料をまくことはできない、地球と食に対する配慮の精神はかなり先を走っていた。今でいう「エコ」「SDGs」「サステナビリティ」の先駆けだと言う評論家も多い。
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