齊藤工監督、窪田正孝主演で「スイート・マイホーム」の映画化が決定!『我々でしか生まれない化学反応を』【コメントあり】
窪田正孝コメント
――齊藤組の現場の雰囲気をどう感じていますか?
ちょっと不思議な感じはありますね。ドラマでも相方役をやらせてもらって、工さんといると安心感があります。でも俳優部から監督に変わった時に、ポジションが変わるだけで、映像を通して表現者に見てもらうというまた違う感覚があるのが新鮮です。
特にこの作品では、僕の演じる役がいろんなところに振り回されたり、(主人公として)視聴者目線だからこそいろんなものを背負わなければいけないので、どうしても台本からインプットしたものをアウトプットする時に、掛け算とか足し算をしていくんです。 監督はそれを引いてくれるんです。非現実的だけど現実の方に行ってしまったり、うそになりすぎてしまうようなところにブレーキをかけてくださって、ナビゲートしてくれています。
――この映画を楽しみにしている方々に対するメッセージを。
今、この作品のテーマでもある主人公のホームの撮影に入っていて、いろんなことを疑似体験させてもらっています。父という目線もそうだし、子供がいるという感覚だったり、いろんな感情が出てきたり爆発したり消化不良を起こしています。
この距離だからこそ工さんを通して、俳優部からではない視点から見えたりすることもすごく新鮮だったり、いろんな感じたことのない気持ちを日々感じています。それを表現できるように、目下頑張っています。
僕なんかには想像もできない視野の広さが監督にはあるので、何か1つでも残せるようにちゃんと自分の仕事を全うできるようにして、作品がどんどん大きくなって、いろんな色を帯びて愛される作品なったらいいなと思います。
原作者・神津凛子氏コメント
文字から立ち上がる世界を映像で観られるというのは、異なる世界を旅するようでワクワクします。それが齊藤工監督の素晴らしい感性と窪田正孝さんの卓越した演技で描かれるとなればなおさらです。
私が見ていた物語のドアはたった1つでしたが、映画をご覧になる方の数だけドアが開かれるのだと思うと、その世界の広さはいかばかりかと想像するだけで圧倒されるようです。旅の支度を進めながら、公開を待ちたいと思います。