柴咲コウが特別番組「地球クライシス2022」のナビゲーターに『私の役割は皆さんに興味を広げてもらうこと』<BS朝日>
柴咲コウらはトークセッションも行う
柴咲は、東京では俳優業、北海道では自ら畑作りなどに取り組み、環境問題を学び、YouTubeでも発信し続けている。「私自身、環境保護を生活に取り入れているつもりですけれど、環境を学ぶことが当たり前になればいいなと思います。私の役割は皆さんに興味を広げてもらうことなのかな、と思っています」と思いを語った。
温暖化による海面上昇で水没の危機にあるバングラデシュの実態から始まり、日本ではこのまま対策をしないでいると2100年には多くの砂浜が消失し、海洋生態系に大きな影響を与えるという衝撃のリポートも公開。
柴咲は「人間は、体感しないと分からないところがある。少しずつおきている環境変化に対応し、それを何もせずに許容してしまったら、いつの日かすみかを失ってしまい、そこで気付いても遅い。生まれ育った場所から移住しないといけないなどは、他人事とは思えない」と話した。
番組の後半では、20年間気候変動を止めるべく活動を続け、環境分野のノーベル賞ともいわれるゴールドマン環境賞を受賞した一般社団法人「クライメート・インテグレート」代表理事の平田仁子氏を迎えたトークセッションも行う。平田氏は、日本各地で石炭火力発電の新規建設に反対。
2011年以降50基予定されていたもののうち、現在は17基が建設中止となっている。柴咲はその活動に基づいた説得力のある平田氏の言葉に熱心に耳を傾け、メモを取っていた。
収録後には依田氏と取材に応じ、依田氏が「地球温暖化というと、我慢を強いられると考える日本人が多いので、日本人のマインドを変えられるようになればいい」と話すと、柴咲は「『クライシス』という(後ろ向きな)番組タイトルは変えた方がいいかもしれない(笑)」と提案していた。