柴咲コウが特別番組「地球クライシス2022」のナビゲーターに『私の役割は皆さんに興味を広げてもらうこと』<BS朝日>
柴咲コウ「私自身もいろいろ学ぶことがありました」
――収録を終えた今の感想を教えてください。
柴咲コウ:今回は課題ばかりではなくて、どうしたら温暖化が防げるのかっていうところまで丁寧に取り上げたので、私自身もいろいろ学ぶことがありました。見ている方もきっと希望が持てるんじゃないかと思います。
依田司:全く同じ。僕は気象予報士として、今地球で何が起きているのか、今後どうなりそうなのかっていう話をよくするんですけれども、実際それを食い止めるためにどう行動すればいいのかというのはなかなかわからない。今回は具体的な話を収録させていただきまして、ためになりました。
――番組の見どころは平田さんを迎えたトークですか?
柴咲:そうですね。個人で取り組めること、変えられることがあると感じました。中長期的にみんなで議論していかなきゃいけないことや課題はありますが、そこに希望を見いだせたような感じがします。
依田:こんなことできないだろうと思うことを、実際に平田さんがやられている。石炭の火力発電所の計画50基のうち17基を中止にし、電力会社の株主総会に自ら出向き、会社の方針自体を変えさせたり…。そんなことは無理だと思っていたんですけど、無理じゃないですね。できることがたくさんあるんだなというのが分かりました。
――第4弾があるとしたら、どんな内容にしたいですか。
依田:出演者の総意だと思うんですけど、地球でさまざまな不都合なことが起こっているのはわかったので、今度はどう行動していけばいいかを深堀していきたいですね。日本人は変化を嫌ったり、地球温暖化対策についても我慢を強いられるんじゃないかと思っている人が多い。欧米ではビジネスチャンスと捉えたり、すごく前向きなんです。日本人のマインドをちょっと変えられるような内容でできたらいいかなと思います。
柴咲:クライシスというタイトルを変えた方がいいかもしれないですね(笑)。実際に、私たちがどういう行動をして、シフトチェンジしたら、こういう効果が得られます、みたいなことが分かって、社会全体にとって、どっちが本当に得なのかが分かれば、もっと前向きな議論ができるかなと思います。