舞台経験がAKB48の活動にも好影響…「やっぱり舞台はすごい」
――最近はミュージカルにも多く出演されていますが、AKB48のパフォーマンスとミュージカルに共通点はありますか?
岡田:似てるところは…ないですね。アイドルと舞台は全く別物だと思います。発声の仕方も違いますし、アイドル活動で歌番組に出ると十数人で同じ歌割りを歌ったりするので、そうなるとミュージカルの発声の仕方は絶対にしないです。
――全く違うとなると、初めてミュージカル挑戦したときは大変だったのでは?
岡田:大変でした!確か16歳とかだったんですけど、声が出なくて…。当時の演出家さんが厳しい方で、細かい基礎や発声をたくさんやって、だんだん声量が出せるようになりました。舞台に出るようになってからAKBのライブパフォーマンスにも生かせるようになったので、本当に舞台やミュージカルのおかげでアイドル活動も変わりましたね。「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で1位を獲れたのも、ミュージカルや舞台の積み重ねがあったからだと思うので。やっぱり舞台はすごいです。成長させてくれます!
――舞台に立つのはお好きですか?
岡田:好きです!もう、稽古が長いっていう時点で好きです(笑)。舞台の稽古って大体1カ月もあるんですよ。稽古を1カ月間やっていると、だんだんその緊張がなくなって、役に入り込める瞬間があるんですね。映像だとそんなに何十回もできないじゃないですか。舞台は緊張しいの自分でも楽しく演じるところまで進められるので、大好きです。
――舞台に立つ上で「ここだけは負けられない!」と思うところはどこですか?
岡田:自分の中ではまだ“強み”みたいなものは分かっていませんが、ファンの方から「何を演じてても岡田奈々だね」と言われたことがあって。それは良くも悪くもなんですけど、イチからキャラクターを作り上げても出で立ちや立ち居振る舞いに“岡田奈々”が出て、それが人の目に留まるものなのかなというふうには思います。
――岡田さんが思う、ミュージカルの魅力とは何でしょう?
岡田:私は歌が好きなので、音楽や歌がある舞台はやっぱりいいなと思います。それから、お芝居だけでも楽しめるけど、歌があることでより一層ワクワク感が足されたり、物語が深く入ってくるところが普通の舞台とは違う魅力かなって。
――やはり、岡田さんの根幹には歌があるのですね。
岡田:そうですね。AKBでも常にステージで歌を歌ってきたので。歌ありきのステージだなという生き方になっちゃってますね。
【公演日程】
・東京公演(天王洲 銀河劇場):2022年6月3日(金)~12日(日)
・大阪公演(森ノ宮ピロティホール):2022年6月18日(土)~19日(日)
【スタッフ】原作=大高忍「マギ」(小学館「少年サンデーコミックス」刊)/脚本・作詞=浅井さやか/演出=吉谷晃太朗/音楽=かみむら周平/振付=MAMORU/主催=ミュージカル「マギ」製作委員会
【キャスト】アラジン:宮島優心(ORβIT)、アリババ:猪野広樹、モルジアナ:岡田奈々/ブーデル:長友光弘(響)、ババ様:杉本美保、ゴルタス:小野塚渉悟、練白瑛:田中志奈、ジュダル:手島章斗(SOLIDEMO)/カシム:廣瀬大介/ジャミル:川久保拓司/ウーゴくん:森川智之(声の出演)
※3月25日(金)昼12:00よりチケットの公式サイト先行受付がスタート
※ミュージカル「マギ」公式サイト
※ミュージカル「マギ」公式Twitter
(C)大高忍・小学館/ミュージカル「マギ」製作委員会