ももいろクローバーZ・玉井詩織が3月22日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催中の「TBSドキュメンタリー映画祭2022」で上映された映画「ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~」(公開中)の舞台あいさつに、酒井祐輔監督と共に登壇した。
3月24日(木)まで開催される同映画祭は、1955年の開局以来、ドキュメンタリーを製作・放送して続けてきたTBSが、「もっと深く、じっくり時間をかけて、ニュースのさらに奥にある真実を伝えたい!」という思いから制作したドキュメンタリー11作品を映画館で公開するというもの。
同作品は、女性アイドルの最前線を走り続けるももいろクローバーZに密着し、メンバーや関係者たちへのインタビューを通じてグループの可能性と未来を見つめた意欲作だ。
新型コロナウイルスの影響で座長公演がなくなり…
舞台あいさつでは、玉井がファンに謝罪し会場を盛り上げる場面があった。
酒井監督が、“玉井に謝らなければならないこと”として「本編では、メンバーそれぞれにスポットが当たるパートがあるんですけど、玉井さんだけないんです」と打ち明けた。
「今ここで弁明させていただくと、明治座の座長公演を撮るはずだったんです。でも、(コロナ禍で公演が)なくなっちゃって、どうしようかと思って(プロデューサーの)川上(アキラ)さんにも『近々、玉井さんの仕事ってありますか?』って相談したんです。そうしたら『ないですね』って言われて…」と漏らした。
それを聞いた玉井は「つらっ! 弁明になってない。ただただ私がショック受けてる!」と嘆き、会場の笑いを誘った。
さらに、酒井監督は「でも、取材を進める中で、玉井さんの存在感ってやっぱりすごく強いなと感じていて、『これは多分、最終的に(素材を)つないだ時に物足りないってことはないんじゃないかな』と思って、『数合わせで無理くりパートを作るよりも、玉井さんのポテンシャルに懸けて思うままの構成でいこう!』と、途中から玉井さんを追い掛けるのをやめました」と告白。
「とはいえ、“推し”のことはたくさん見たいから、玉井さんというより“しおりん推し”の皆さんにこの場を借りておわびいたします」と頭を下げた。
すると、玉井も「目立ったソロの仕事がなかったみたいですみません」と、一緒に頭を下げて会場を沸かしていた。
キングレコード