滝藤賢一「女神みたい」過酷な撮影の中でもポジティブな前田亜季を称賛<家電侍>
滝藤賢一主演ドラマ「家電侍」(毎週土曜11:00-11:30、BS松竹東急)の記者会見が東京某所で行われ、主演の滝藤と前田亜季が登壇した。同作は江戸時代の長屋に暮らす貧乏浪人・四十郎(滝藤)の元にひょんなことから現代の最新家電が届くようになり、それが原因でさまざまな事件が巻き起こる時代劇コメディー。前田は四十郎を献身的に支える妻・静江を演じる。記者会見では、オファーの感想や、俳優人生で一番過酷だったという撮影を振り返った。
オファーの感想を聞かれた滝藤は「魅力的な発想で濱谷さんはすごいなと思う一方で、『正気か?』と思いました(笑)。僕は“演劇界の東大”の無名塾に10年いて、仲代達矢さんの弟子だぞ。僕がそれをやるのかって思ったけど、そのとき誰にも取られたくないとは思いました」と率直な気持ちを告白した。
そして、過酷な撮影現場については「13話を21日間で撮りました。すごく小さなチームだったので、若手ではできないですね…」と苦笑い。続けて、「おにぎりとか凍っていましたね(笑)。それにやってもやっても終わらない(笑)。出ずっぱりだったので、なかなかないですよね…」と撮影を振り返った。
また、前田は「“あったか部屋”という湯たんぽや毛布が準備されている部屋があって、湯たんぽがあんなに活躍するとは思っていませんでした。家電のお話なのに非常に原始的な暖房器具に助けられていました(笑)」と告白した。
「そんな過酷な撮影の中でも、滝藤さんが笑わせてくれるので現場も殺伐とした雰囲気にはならず…」と前田が語ると、滝藤は「僕は殺伐としていました」とぽつり。そして、「それを前田さんが和ませてくれていて。本当にネガティブなことを一つも言わなくて、こんな女神みたいな人いるんだと思いました。いつも穏やかに受け止めてくれていたから、僕は最後までやれました」と前田を称賛した。