「ずーっと一緒に」過ごすことで、幼なじみの関係を築く
――シノとヒースクリフは幼なじみであり、主従でもあるという関係です。「第2章」でその関係を表現するために、それぞれのキャラクターをどのように演じていましたか?
加藤:これは僕の見解ですが、僕と升吾くんのどっちとも、相手のキャラが好きなんですよ。僕はシノが好きだし、升吾くんもヒースが好き。だからこそ、自分の役をやれてるのかなって思います。
第1章はシノがいなくて、やっぱり「シノが来てほしいな」と思っていたし。それで第2章でシノが来てくれたことで、安心感が生まれました。僕も第2章を通じて「こういうところがあるんだ」「かわいいなぁ」って、シノというキャラクターを好きになれました。それは僕自身の感情としてもそうだし、ヒースクリフとしても「この感情は絶対合ってるだろうな」って。幼なじみという関係なので、とにかく升吾くんとはいっぱい話しまくろう!って最初から思ってました。それで、最初からずっと、ずーっと、もう行きも帰りもほぼ一緒にいました(笑)。
田村:2人の関係を表現するために何かしたっていうと、別に何もしていなくて。ただただずっと一緒にいた!
――お2人はこれまでに共演経験は?
加藤:第2章が初共演です。でも別に、「仲良くなるぞ!」と気負っていたわけでもなく。
田村:自然にずっと一緒にいた(笑)。
――初共演で最初からそれができるのは、元々の相性が良かったのかもしれませんね。
加藤:そうですね!相性はいいかもしれないですね。
田村:僕も積極的に来てくれる人はかわいいなって思うし、大悟もガツガツ来てくれたから。
加藤:うん。
田村:2人で一つなところもあるから、ほかのキャラクターとの関係より大事にしたいなっていう思いはありました。
――本番が始まってからはいかがですか?
加藤:舞台中も2人で話してはいましたね。「あのシーンはここが良かったよね」とか「ちょっとテンポ遅かったね」とか。
田村:そうだね。ファウストとレノックス(白柏寿大)とか、ブラッドリー(中村太郎)とネロとか、いろいろな関係性があるけど、中でも僕たちはだいぶ喋った自信がある(笑)。
加藤:結構だよね(笑)。
田村:「ここはこうしよう」って、気を遣わずに言い合える仲なんだなと思います。「日替わりのセリフは絶対こっちの方がテンポいいし、オチるな」とか。気を遣わずに喋れたので深まった気がしますね。
加藤:僕も升吾くんも、アツいから。台本をもらってお芝居をするときの気持ちの作り方は、どっちも結構考えるタイプだと思うし、それを相手と共有したいタイプだと思うし(笑)。
田村:確かに!「僕はこう思うんだけど」って共有したいタイプかも。
【公演期間】
・東京(天王洲 銀河劇場):2022年4月23日(土)~5月8日(日)
・愛知(アイプラザ豊橋):2022年5月13日(金)~5月15日(日)
・京都(京都劇場):2022年5月20日(金)~5月22日(日)
【スタッフ】脚本・作詞=浅井さやか(One on One)/演出=ほさかよう/音楽=坂部剛/振付=本山新之助
【出演】
・中央の国:丘山晴己(オズ役)、北川尚弥(アーサー役)、岩城直弥(カイン役)、新谷聖司(リケ役)
・北の国:奥田夢叶(スノウ役)、田口司(ホワイト役)、鮎川太陽(ミスラ役)、神永圭佑(オーエン役)、中村太郎(ブラッドリー役)
・東の国:矢田悠祐(ファウスト役)、田村升吾(シノ役)、加藤大悟(ヒースクリフ役)、坪倉康晴(ネロ役)
・西の国:山田ジェームス武(シャイロック役)、橋本汰斗(ムル役)、皆木一舞(クロエ役)、森田桐矢(ラスティカ役)
・南の国:和合真一(フィガロ役)、大海将一郎(ルチル役)、白柏寿大(レノックス役)、今牧輝琉(ミチル役)
井澤勇貴(ノーヴァ役)/新正俊(賢者・真木晶役)、星乃勇太(クックロビン役)、平川和宏(ドラモンド役)、佐々木崇(ニコラス役)、坂口湧久(ジュード役)/今拓哉(ヴィンセント役)
ほか
※5月22日(日)の千秋楽公演は全国の映画館でライブビューイングを実施。また、初日・千秋楽を含む4公演は、DMM.comでライブ配信予定
※舞台『魔法使いの約束』公式サイト
※舞台『魔法使いの約束』公式Twitter
KADOKAWA Game Linkage
発売日: 2021/02/22