4月12日(火)よりスタートするMBS/TBSドラマイズム「明日、私は誰かのカノジョ」(毎週火曜深夜1:28-1:58ほか、TBSほか)で主演を務める吉川愛にインタビューを実施。人気漫画が原作のキャラクターを演じる上で苦労したことや、レンタル彼女を演じて気付いたこと、雪に心惹かれるサラリーマン・壮太を演じる楽駆との撮影の裏話など話を聞いた。
同作は、単行本累計発行部数300万部を突破した、をのひなおの同名漫画が原作。コンプレックスや悩みを抱える主人公たちが、もがきながらもそれを埋めようとするリアルな心理描写に共感する読者が続出し、コミック本が品薄になるなど話題を集めている。
誰かの彼女になる“レンタル彼女”として日々お金を稼ぐ「雪」を吉川愛、埋められない孤独を抱え、寂しさを男で紛らわす「リナ」を横田真悠、自由を求め上京し、夜の街で“今”を生きる「ゆあ」を齊藤なぎさ(=LOVE)、周りに流されず、自分を持っていると語る「萌」を箭内夢菜、見た目に固執し、整形を繰り返す30代女性「彩」を宇垣美里が演じる。
――人気漫画の映像化ということですが、主人公の雪役で今作に出演が決まった時のお気持ちを教えてください
出演が決まった時は、原作は読んだことが無かったんですが、原作自体は知っていて、面白そうだな、絶対読もうと思ってました。雪ちゃんを演じることが決まった時はすごく驚きましたし、雪ちゃんを演じるのは難しそうだけど、色んな人が共感できるキャラクターじゃないかなと思ったので、丁寧に演じたいと思いました。
――実際に原作を読まれてみてどんな感想を持ちましたか?
色んな女の子たちの姿を通して、整形のことだったり、ホストクラブだったり、細かい描写がリアルだなと思いました。見ていて共感することも、こういう人もいるんだなと思うこともありましたし、共感しやすい悩みもあって、読んでいて面白かったですね。
――新鮮に映った人物や場面はありますか?
ホストクラブの場面ですね。行ったことが無いのでよく分からなかったんですけど、漫画を通して女の子がどんどん好きになっていく姿を初めて見て、こうやって夢中になっていくんだなってびっくりしました。
――この作品に登場する雪、リナ、彩、萌、ゆあの中で、この子は自分と真逆のキャラクターだなと思う人物は誰ですか?
ゆあちゃんですね。私、あまり現実世界で誰かに依存したことが無くて。どちらかというとアニメとか、会えないようなハリウッドスターを好きになるので、現実世界の人に依存すると結構大変だなと思いました。
――現実世界では依存しないとのことですが、今依存するくらい夢中になっているものは何ですか?
キャラクターだと、アニメ「妖狐×僕SS」(いぬぼくシークレットサービス)に出てくる髏々宮カルタ(ろろみやかるた)ちゃんという子が好きで、依存してます。あと、アンパンマンのドキンちゃんに依存してます。人だと、セレーナ・ゴメスとジェイソン・ステイサムが好きです。私が夢中になるのはそういう会えない人たちので、一方的に追いかけてます。
――第1話に、「人は一度でも満たされてしまったら同じものじゃ満足できなくなる」という雪のせりふがありますが、似たような気持ちになったことはありますか?
何かあるかな…一回ハマったらズブズブにハマるタイプなので…。何年も前から通っているご飯屋さんがあるんですけど、いまだに週1以上食べていて。私は1回ハマったらずっとハマるタイプなので、満足できなくなることは無いですね。セレーナ・ゴメスも小学生時代から好きなので。セレーナが初めてライブで日本に来た時は1人で行って、1時間グッズに並んで、1人で大号泣しながらライブを観た思い出があります(笑)。