窪田&本田が語る「壁にぶつかった時の対処法」
その後、学生を交えたトークでは「壁にぶつかった時の対処法」という質問が。二人は「究極の質問がいきなりきましたね」とたじろぐと、まずは窪田が「結構開き直ることが大きかったです。どうしても人の目を気にしてしまうと一歩下がってしまったりするので、自分がやりたければやればいいし、周りの人なんか関係ないので、それが自分の夢ならばやったらいいのかなと思って、自分は向き合いました」と自身の経験を語った。
一方、本田は「無理に登ろうとしなくていいし、越えようと思う必要もないんです。いつの間にか壁がすごく低くなっていることもあるんですよね。目の前で立ち止まって悩みながら、でも気付いたら壁を越えていることがあるので、無理に登ろうとしないで、壁のために頑張らなきゃよりかは自分のために頑張ればいいと思います」とアドバイスを送った。
窪田正孝「ご自身の健康を第一に」
最後に、本田は「勉強されていて思っていたより大変だったり、思っていたのと違うなと思うことがたくさん出てきてるんじゃないかなと思います。いろいろなことを知っていく中でちゃんと好きか分からなくなってきたなと思ってしまって、もし皆さんが放射線技師という道を選ばなくても、今日まで勉強してきた時間は絶対将来の自信につながるので、そのまま皆さん頑張ってください」と学生たちに向けてエール。
窪田も「これから技師を目指されるならば、いろんな方々と接して寝る時間がなくなったり、食がおろそかになったりすることがあると思います。でも、まずはご自身の健康を第一に考えてください。必ず心をふっと緩ませられるポイントを作っておかないと、やっぱりみんな人だから体も心もダメになる。だから、自分を大事にすることで気持ちが豊かになれば、いろんな患者さんと向き合うために、物事に挑んでいく意欲が湧くと思うので、なによりもご自身の体を第一にしていただけたらと思います」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。
◆取材・文=永田正雄