――本広監督とはどういう話をしていますか?
監督からは「森川さんは女性のファンが多いと思いますが、今回は男性にも好きになってもらえるようなヒロインにしましょう」と言われたので、よりTheヒロインを意識しています。
剛と初めて話すシーンで、会話の中で一瞬の間があり深雪の表情になるんですが、真顔とニコッの両方の表情を入れて欲しいと言われて…。きっと深雪の二面性を出すためだと思うんですが、それをすごく短い間でも入れていく。すごいって思いました。でも最初にそのようなシーンを撮っていったので、深雪のキャラクターは掴めたような気はしています。
――今回、本広監督とは初めてですよね。
そうです。最初はすごい作品をたくさん撮られている方なので厳しいイメージがあったのですが、お会いしてみたら“いい父ちゃん”という感じで。すごく温かみのある方です。今回は、カメラマンさんとかも「踊る大捜査線」シリーズ(フジテレビ系)からずっとやられている方で、完全に“本広チーム”なんですよ。すごくアットホームな現場になっています。本広監督がお父さんの大家族みたいな感じかな。楽しいです。
――学校のシーンの雰囲気はいかがですか?
楽しいです。友達の守田巻役の富田(望生)さんとよく話しています。はじめましてだったのですが、テレビで見ていたイメージ通りでとてもかわいらしい女優さんで。おいしい食べ物を教えてもらったりしながら過ごしています。
クラスでは、みんながそれぞれのペースで過ごしているけど、どこかいい空気が流れていて。普通、学園ものとなると同世代が集まって切磋琢磨しているイメージですが、この作品は私を含め年齢も幅があり、間宮さんという主役がドーンといるので、全然違います。間宮さんにみんながついていく感じ。それがこのドラマらしく面白いと思います。
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