マスコミ関係者が“復活”を熱望する番組 第1位は…タブーに切り込む「ねほりんぱほりん」
ことし9月に創刊35周年を迎える「週刊ザテレビジョン」が、35周年記念企画としてテレビ好き読者とマスコミ関係者(計1,005人)に好きなテレビ番組を大調査した“最新!好きなテレビランキング”TOP100('17年4月26日発売の週刊ザテレビジョンにて紹介)。好きなテレビと合わせて“復活してほしいテレビ番組”も大調査。今回は、テレビ局関係者やテレビ雑誌編集者など、テレビに詳しい“業界人”の回答だけを集計した「業界人が選んだ“また見たい”と思う番組」(※ドラマ以外)のTOP5を発表します!
1位(15票) ねほりんぱほりん('16年10月~'17年3月、NHK Eテレ)
2回の特別番組としての放送を経て、'16年秋よりレギュラー化された同番組。「人形だから話せる!?人形でしか話せない!?」がコンセプトのトークバラエティー。当初からテーマが“攻め過ぎてヤバい”と話題だったが、「炎上を恐れないその姿勢には感動した」という意見も。
「匿名で暴露するという点が、SNSのやり取りの可視化のようで面白かった」(20代女性、BS局広報)、「キャラクターのゆるさの裏にある動きと小道具の繊細さ、そしてグッとくる内容にくぎづけ」(20代男性、編集)、「人形という隠れ蓑をまとうことで、社会の”闇”を抱えてる人たちの心を赤裸々に伝えてくれる秀逸な番組」(30代男性、編集)、「テレビがネットに押される中、タブーに挑戦できない、と思われがちなテレビが、創意工夫でタブーに挑戦している」(30代女性、テレビ局関係者)
2位(9票) 内村プロデュース('00年4月~'05年9月、テレビ朝日系)
“内P”の名称で親しまれた、内村光良司会のバラエティー。この番組への出演で知名度を上げた芸人も多数で、レギュラー放送終了以降は、スペシャル番組として何度か放送された。「ゆるーい仕切りと、レギュラー陣のゆるーい感じが好き」と意見も多く、芸人同士の和気あいあいとした雰囲気が人気。
「大喜利や対決企画から、今はできないであろうむちゃくちゃな企画まで、全てがそろっていたように思う」(20代男性、編集)、「内村光良をメーン司会に、さまぁ~ず、ふかわりょう、その他大勢の芸人さんたちの楽しそうな会に自分も加わりたいと感じて見ていました」(20代男性、記者)、「メンバーの仲の良さが画面からも伝わってきて夢中になりました」(20代女性、テレビ局宣伝)
2位(9票) 森田一義アワー 笑っていいとも!('82年10月~'14年3月、フジ系)
31年続いた、タモリが司会を務めたお昼の名物バラエティー。番組終了して3年経つが今でも「タモリさんが出ていないお昼は耐えられない」「寂しい」の声も。
「なくなったときは一つ文化が終わった感じがした」(38歳男性、編集)、「平日の帯はもちろん、日曜の増刊号、クリスマスの特番など、お祭り感のある生放送は今はあまりない。特番としての復活でもよいので、あの豪華なメンバーをもう一度見たい」(20代男性、記者)、「旬の俳優さん、タレント、芸人が出演するテレフォンショッキングはいろいろな話題が聞けて好きでした」(女性、BS局宣伝)
4位(6票) 学校へ行こう!('97年10月~'08年9月、TBS系)
みのもんた、V6らが出演した学生応援バラエティー('05年4月からは『学校へ行こう!MAX』にリニューアル)。'15年11月に7年ぶりに放送された特番は平均視聴率17.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得し、その人気ぶりを見せ付けた。
「学生時代の思い出。翌日の学校で必ず話題になっていたので必死に観ていました(笑)」(27歳男性、映画宣伝)、「B-RAP HIGH SCHOOL」は今でも覚えているくらいキャラが濃い人が多くて見ていて面白かった」(23歳女性、テレビ局編成)、「さまざまなブームが生まれた番組。「みのりかリズム」はいまだに同世代で共通して楽しめるゲーム」(24歳男性、CS局宣伝)
5位(5票) ダウンタウンのごっつええ感じ('91年12月~'97年11月、フジ系)
ダウンタウンが、今田耕司、東野幸治らと出演していたコント中心のバラエティー番組。「夢中で見ていた」「何度もDVDで見いる」という意見もあり、「夢に近い願望だけど、1度きりの復活でいいから、あのメンバーのコントが見たい」という熱烈ラブコールも。
「死ぬほど笑って見ていた。ダウンタウンのがっつりのネタ番組がまた見たい」(36歳男性、編集)、「子供たちも大好きで、時代が変わっても笑いのツボは同じなんだな~と感じる」(44歳女性、テレビ局編成)