向井地美音がキャプテンを務めるAKB48の新チームAが、「重力シンパシー」公演のゲネプロ・囲み取材を5月11日に東京・AKB48劇場で開催した。
4月19日から始動したAKB48の新チーム体制。倉野尾チーム4「サムネイル」公演、田口チームK「逆上がり」公演、浅井チームB「アイドルの夜明け」公演に続き、AKB48グループ総監督でもある向井地がキャプテンを務める新チームA「重力シンパシー」公演が初日を迎えた。
「重力シンパシー」公演は、2012年に前田敦子、大島優子、柏木由紀ら16人で結成されたユニット・チームサプライズのオリジナル楽曲で構成された公演で、実際に劇場公演として行うのは向井地チームAが初となる。キャプテンの向井地、5月18日(水)発売の新曲「元カレです」でセンターを務める本田仁美をはじめ、大竹ひとみ、込山榛香、千葉恵里、中西智代梨、福岡聖菜、武藤小麟の8人が華麗なパフォーマンスを見せた。
過去最高に団結力のあるチームAを見せていきたい
新チームとして初日を迎えることに、向井地は「チームメンバーを初めて見た時に『あ、華があるな』と思ったので、一人一人が持っている華を楽曲に生かしていきたいですし、中だるみしないようなセットリストや演出も考えました。柏木由紀さんがプロデュースしていた『僕の夏が始まる』公演で、村山彩希ちゃんと岡田奈々ちゃんの“ゆうなぁ”コンビでやっていた『女神はどこで微笑む?』がすごく格好良くて、イントロの音に合わせて照明がついて、シルエットで登場する感じとかを公演の1曲目でやったらすごく盛り上がれるんじゃないかと思って、実は私が(その演出を)提案させていただきました(笑)」と、今回の公演についてコメント。
「振りをそろえたりとか、“パフォーマンスを良くしていく”ということに集中して頑張れるメンバーがそろっているので、『チームAの公演が一番クオリティーが高い』と言っていただけるようにしたいです。歴代のチームAは一人一人が強いからこそ、個人主義のようなイメージがあったと思うのですが、過去最高に団結力のあるチームAを見せていきたいと思います」と意気込みを語った。
武藤小麟が新キャプテンを称賛「24時間AKB48のことを考えている」
これまでグループの総監督を務めながらも、キャプテンの経験はなかったが、「どこまでチームのことに干渉していいのか、自分が引っ張るよっていう感じを出していいのか、すごく悩んでいたこともあった」と告白。「今回キャプテンになったことで、選抜でいる時も、チームでも同じような感覚でできるので、楽しくやらせていただいています」と笑顔を見せた。
そんな向井地のキャプテンぶりについて、武藤は「私は『素敵な三角関係』という曲を前でやらせていただいているんですが、みーおんさん(向井地)はこの公演の中で一人一人がちゃんと注目される、前に立てるように考えてくださっているんです。しかも、その曲が誰に合っているかっていうのも考えてくださっていて、プライベートでもお話するんですけど、その時もチームAの話がいっぱいで、本当に24時間AKB48のことを考えてくださっているんだな、それぞれのメンバーに期待してくださっているんだなって。なので、みーおんさんの気持ちに応えられるように頑張りたいと思います」と新キャプテンを称賛していた。