PiXMiXとしての大きな転機、メジャーデビューを果たした2019年
ーー2019年8月24日「メジャーデビューチャレンジ最終試験〜運命の瞬間(とき)〜」で一度、チャレンジに失敗したものの、再試験でメジャーデビューを掴み取った訳ですが、そのライブでの思い出や裏話はありますか?
美咲:まさか、メジャーデビューチャレンジに失敗するとは思ってなかったので。“やった”というよりは“良かった”という気持ちでした。あと、ライブ前にメンバーとこれで失敗したら、芸能界引退しようか?って話してました。
芳怜:私はライブ終わりにステージを降りてから、スタッフさん達とハイタッチをしたことを覚えています。人生で一番良いハイタッチをしました(笑)
全員:(笑)
美咲:スタッフさんも泣いているのを見て、頑張っていたのは私たちだけじゃなかったんだって思いました。
十和子:嬉しい気持ちはもちろんあるんですけど、1回目で合格したかったなっていう悔しい気持ちが今でもあります。
美咲:確かに!一番最後のチャレンジでダメだったので、かなり衝撃でした
十和子:あとは審査員が誰だったか、気になります(笑)
愛莉:最後に2回目で合格って言われた時に崩れ落ちた時の写真が印象に残っています笑
芳怜:いつもあの写真使われる(笑)
愛莉:すごく嬉しかったんだろうし、色んなチャレンジに6人で挑んで、最終的にメジャーデビューができたのも、良い思い出ですね。
こひめ:私は色んなことが1日の間で起こりすぎて、あまり覚えてなくて…。「その先へ」(最終試験の課題曲)を歌う前にもいっぱい曲を披露したんですけど、何の曲をやったのかも覚えてないですね。
ーーそこから、1stシングル「その先へ」、2ndシングル「チョコレート・リグレット」のリリースを経て、これから!という時に新型コロナウイルスの流行が始まりました。1人ずつ聞いていきたいのですが、メジャーデビューチャレンジに挑んでいた期間からコロナ禍になる前までの間で一番の思い出は何ですか?
芳怜:やっぱりメジャーデビューチャレンジの山登りをした時にみんなでキャンプ場に泊まったことですね。山登りが大変だったこともあるけど、それ以上に夜、花火をしたり、バーベキューしたり、一緒にすいかを食べて、星を見たことが思い出です。
十和子:私はハイエースでみんな一緒に移動したことがすごく楽しかったです!「今日はどこに行くんだろう?」っていう、ワクワクしてる感じが印象に残っています
美咲:人前に出る機会がすごく増えて、忙しい毎日だったんですけど、初めてのことをたくさん経験できた期間でした。有線などでコンビニや地元で自分たちの曲がかかっているのを聞いて、地元の友達からも「その先へ、聴いたよ!」って連絡をくれたのが、すごく嬉しかったです。
こひめ:私は登山ですね。今まで人生の中でも頑張ってきたことはたくさんあるけど、その中でも特に頑張って良かったなと思えた瞬間でした。下山した時に見た景色は、言葉にできないくらいの感動がありました
愛莉:私も山登りが一番思い出に残っています。
耳のそばで常に虫の音が聞こえたり、足をくじきまくったり、いろいろ大変でしたが、それもみんなで乗り越えられて、PiXMiXのみんながひとつになれたと思いました。
デビュー後にまさかの「コロナ禍」突入…
ーーいろいろな経験を積み重ねていった時期から急にコロナ禍になった訳ですが、緊急事態宣言下の自粛期間中の心境はどうでしたか?
美咲:最初の数ヶ月は今、何をしたらいいのかも、これまで何をしてきたのかも分からない、虚無感が大きかったです。ただ、8月に3rdシングル(タオルを回すための歌)をリリースさせていただけて、前向きにいろいろなことに挑戦できるようになりました。ギターやピアノを練習したり、作詞をしたり、無駄な期間ではなかったのかなと思います
こひめ:世間的にすごく大きな問題になっていたから、“これから私たち、どうしよう?”というよりは世界がどうなっていくんだろうという思いがあったので、すごく心配という気持ちはあまり無かったです。ただ、ライブをする機会は無くなってしまったので、どうしたらみんなに楽しんでもらえるのかを考えて、私の場合はSNSを頑張ることだと思ったので、できることを頑張ろうっていう気持ちでした。
芳怜:急に学校も仕事もないっていう状況だったので、“無”の時間でした。その時に今できることは何だろう?って考えて、SNSを頑張りました。“どうしたら、いいねが付くだろう?”と考えて、投稿時間や上げる写真を工夫したり、SNSの研究をしていました。
愛莉:まさか、メジャーデビューを掴み取ってここからスタートだ!頑張ろう!と思った時に、活動が思うように出来なくなったのは、本当に悔しいことでした。それに、ここまでコロナ期間が続くと思っていなかったので、とても時間が早くすぎていくように思えて、落ち込むこともありました。そんな中でも次に有観客でライブができる時に、皆をあっと驚かせられるようなステージが作れたらいいなと思い、日々練習をしていました!
十和子:私も始まってすぐの時は、正直すぐ終わるだろうなって思っていました。長く続く中でも、焦ったりとかなかったです。家族みんなも仕事や学校がなくて家にいる時間が増えたので、ゆっくりできたので、これはこれでいいかなと思ってました(笑)
ーー逆に自粛期間中にやっておけば良かったなと思うことはありますか?
美咲:ダイエット!(笑) TikTokとかで自粛中に15kg痩せました!っていう人がいて、私もやっておけば良かったなと思いました。あとは、水をたくさん飲むようになって、水嫌いを克服しました。
芳怜:ギターの練習を始めたんですけど、すぐに挫折してしまったので、もう少し続けておけば良かったなと後悔しています。
十和子:私は生きてて、“あの時、こうしておけば良かった”って思ったことは無いんですよ
全員:(笑)
十和子:その時の自分が選んだことだから、後悔は無いです(笑)
美咲:「チョコレート・リグレット」歌えないな〜(笑)