水戸ご当地アイドル(仮)の“ダンス部長”るかちゃん、卒業ライブで「みんなと笑った日々は私の宝物!」
水戸ご当地アイドル(仮)が5月7日、茨城・水戸のVOICEで「水戸ご当地ちゃん!LIVE~るか卒業式~」公演を開催。本公演をもって、“ダンス部長”るかがグループを卒業した。
'14年5月の正規メンバー昇格以来“2代目リーダー”や“2代目ダンス部長”としてグループを引っ張ってきたるかの卒業ライブは、「NEBAPPE☆MITOPPO」「いばらき おいしいパラダイス」といったオリジナル曲からスタート。るかは「皆さんと一緒に最高の時間を作れるよう、私も頑張りたいと思います」とファンに呼び掛け、「トレジャーレジェンド ~千波湖に眠る秘宝~」などを歌い上げた。
さらに、るかは各メンバーとのデュエットでカバー曲を歌い、ソロステージへ突入。ソロ歌唱に続いて、卒業メッセージを読み上げていく。
初めに「水戸ご当地アイドル(仮)のメンバーとして活動した3年間はとても充実していて、あっという間に過ぎていきました。イベントのちょっとした企画から、入ったばかりの私がリーダーになるっていうこともあったし、大きなステージに立って歌ったこともあったし、汗だくになりながらみんな一丸となって盛り上がるライブもして、すごくたくさん楽しい思い出があります。でも、楽しい事以外にも、苦しい事とかつらい事とか、理不尽に思う事もたくさんありました。何回も辞めようと思いました。でも、応援してくれる水戸っぽさんたちがいたから、今日まで活動を続けてこられました。本当にありがとうございます」とあいさつ。
ファンに向けては、「水戸っぽさんには誰かが卒業するたびに『るかちゃんは、まだ卒業しないよね?』って言ってもらえて、『大丈夫、あと2年くらいいますから』って言っていた手前、自分の中では思っていたよりも早いさよならになってしまいました。どんなに暑い日でも、寒い日でも、大雨が降っても、すごく遠い会場でも、ファンの人が誰もいなくて『今日、ダメだった』っていうステージはほとんどなくて。どこに行っても、水戸っぽさんが応援してくれて、それに私はいつも支えられてました。新規さんが来たりすると『どうぞ、前の方に行ってください』とか、るかが体調を崩した時も『大丈夫?』『無理しなくていいよ』『治ってからでいいよ』っていう優しい声を掛けてくれる水戸っぽさんが、そして私を最後まで推してくれた“青組”さんが、私は大好きです!」と明かす。
続けて、メンバーへ「私が加入した時とは、メンバーも環境もまるっきり変わってしまって。たくさんのメンバーを送り出してきて、すごく寂しいなって思った時もあったし、もうダメだって思った時もあったけど、今のメンバーがこうして一緒にやってくれてることが、私にはすごく嬉しかったです。今のメンバーで最後のステージを迎えられて、すごく嬉しいです」と語り掛け、「みんなと笑った日々は、私の宝物です。これからも、ずっと忘れません。本当に大切な思い出を、ありがとうございました!」と感謝した。
アンコールの「梅」では、同じ茨城県出身の津軽三味線奏者(キラキラシャミセニスト)・川嶋志乃舞とのコラボを披露。さらに、過去にアイドルイベントなどで何度も共演した、福島県いわき市のご当地アイドル・アイくるガールズも駆け付けて花を添え、るかの卒業ライブは幕を閉じた。
ライブを終え、るかは「終わった瞬間なので、明日から普通の女の子っていう実感が全然ないんですけど…本当に普通の21歳じゃ体験できない3年間を送ってきました。これから生きていく上で絶対に忘れない、濃い時間でした」と活動を振り返る。
最後に「これから新しい水戸ご当地アイドル(仮)になりますが、水戸の活性化もしつつ、県外にも行って水戸のPRをしてもらいたいですね。水戸に人が来てくれるっていうのが私たちの1番の目標なので、私たちがいるから水戸に来てくれるっていうふうになってもらえたら、すごく嬉しいです」と後輩メンバーたちにエールを送った。