優れた放送に贈られる第59回ギャラクシー賞授賞式が6月1日に行われ、大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合ほか)で徳川慶喜役を演じた草なぎ剛がテレビ部門個人賞を獲得。ステージで喜びを爆発させた。
平岡円四郎役・堤真一もサプライズ登場!
「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称され新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一を主人公に、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜とのかかわりの中で、近代日本の歩みを描いた2021年の大河ドラマ。渋沢を吉沢亮が、慶喜を草なぎが演じた。
賞を受け、「ありがとうございます。快なり!快なり!」と、劇中で慶喜が最後に口にしたセリフ“快なり”を引用した草なぎ。「嬉しいです。ドラマはスタッフの皆さんがお芝居できる環境を作ってくださった。僕だけ受賞して、吉沢亮くんや堤真一さんにも申し訳ありません」と素直に喜びを表現し、「この賞を胸に、次のステップを目指したい。本当に感謝しかありません」としみじみ語った。
「青天を衝け」は、草なぎにとって2017年「嘘の戦争」以来の地上波連続ドラマへのレギュラー出演となった。草なぎは、出演が決まった当時について「地上波に出られるんだと思いました」と回想。徳川慶喜を演じたことについては「歴史に詳しくなく、慶喜もあまり知らなかったのですが、最後の将軍なので“切なさ”を出せれば…、これまで演じたことのない深い感情をこめられればいいなと思いました」と振り返った。
授賞式当日は、ドラマの中で草なぎ慶喜を忠実に支えた部下・平岡円四郎役の堤真一がサプライズで駆けつけ、「おめでとうございます。僕も、慶喜のイメージを変えたと思います。淡々と抑えた演技で、強さもあって」と、草なぎの受賞を祝福した。