女優の広瀬すずが6月15日、都内で開催された映画「流浪の月」のトークショーに、監督の李相日と共に出席。6月19日(日)で24歳を迎える広瀬を、サプライズで祝う場面があった。
広瀬すず、24歳の抱負を語る
登場した李は「こんばんは。広瀬すずのトークショーにようこそ(笑)」と笑顔で挨拶。件の広瀬は「1日のスケジュールを一旦無視してでも監督は演者と向き合ってくださいました」と李を称賛していた。
同イベントの司会進行は李が担当。演技指示はわかりづらかったか聞かれた広瀬は「はい(笑)。難しいニュアンスだなって思いました」ときっぱり。これに李は「よくベテランのスタッフの方に『もっとわかりやすい伝え方をしてあげないとダメですよ!』って怒られたりしてるんですけど、僕は『わかりやすく言うとわかりやすい芝居になるんですよ』と反論していました」と返した。
同作ではカットしたシーンが複数あるそう。中でもラストシーンについて広瀬は「もうちょっと違ったじゃないですか」と疑問を口に。これに対し李は「ラストは2人が電車に乗って旅立っていくシーンを撮ったんですけど、すごく幸せそうでしたよね」と前置きをし、続けて「ああいった姿はそれぞれのお客さんが自分の映像として見てほしいシーンだったなって撮った後に気づきました。電車を借りて撮影するのは大変なので、本当に不届き者なんですけど…」と萎縮した。
最後に、まもなく誕生日を迎える広瀬をサプライズで祝福。花束を受け取った広瀬は「ありがとうございます!嬉しい…」と喜びをあらわにし、続けて「24歳になっても頑張りたいなというか、監督と出会ったのは16、7歳だったので、もっともっとご一緒できるように努力していかないといけないなってクランクアップから思っています」と意気込んでいた。
◆取材・文=大野代樹