hideを演じたJUONのコメント
(髪の毛は)映画が公開するまではピンク色でいようと思っているんですが、hideを演じるにあたって、自分も同じギター&ヴォーカリストということで、非常に光栄なことでした。1秒1秒、愛しい時間が撮影中にも流れていたので、hideのことを毎日思いながら過ごしていくのは、非常に貴重なことですし、僕もミュージシャンとしてこの上ない喜びでした。
(精神面はどんな感じだったのかと聞かれ)冷静になればなるほどプレッシャーを感じちゃうものなんですが、不思議とプレッシャーをそこまで感じなかったというか、嬉しい気持ちがそれを優った感じがしています。
hideの共同プロデューサー I.N.A.を演じた、塚本高史のコメント
現場でも監督にいろいろ言っちゃいましたけど、僕がこの作品を受けさせてもらって、1番の僕の中のテーマは、hideちゃんのファンに嘘のないように、僕が見てきたずっと好きな人のファンの人を裏切らないものにしたいというのが僕の中にありました。
(I.N.A.と裕士が記者会見をするシーンで、塚本の提案により登場する方向が変更になったことについて)それを監督が現場ですんなり受け入れてくれて、それも採用してくれた監督の懐の深さだったり、柔軟に対応していただいたおかげで、僕も翼くんも現場で多くを語らず芝居で会話ができてよかったなと思います。
塚本連平監督のコメント
(どこに焦点を当てて映画作りをしていったのかとの質問に)カリスマとしてのhideさんというよりは、普通の人、普通の兄弟という部分のhideさんが気になって、そこに思いを強く持ったかなと思います。
原作の著者であるhideの実弟・松本裕士のコメント
(松本裕士を演じた今井翼に対して)大変な役をやっていただき本当にありがとうございます。感謝しております。ありがとうございます。やっと会えました。お三方、本当に大変だったと思います。監督もありがとうございます。
試写でマスクをして、始まった途端に号泣し、忘れかけていた思い出がたくさん蘇って、初めから終わりまでずっと号泣でした。本当にありがとうございました。
「TELL ME ~hideと見た景色~」ストーリー
1998年5月2日、X JAPANのギタリストとして、ソロアーティスト(hide with Spread Beaver / zilch)として活躍していた、日本を代表するロックミュージシャンhideが急逝。葬儀には約5万人が訪れ、日本中が早すぎる別れに涙し社会現象に。hideのマネージャーを務める弟・松本裕士(ひろし)は、兄・hideと過ごした子供時代から今までの日々を思い返していた。制作途中だったアルバム、そして既に決定していた全国ツアー、hideの音楽を世に届けたい。兄の意志を継いだ裕士は、hideと二人で楽曲を制作していたhideの共同プロデューサーI.N.A.ら仲間たちとともに動き出す。hide本人不在という異例の状況下で奮闘する裕士とI.N.A.だったが、彼らの前に様々な困難が立ちはだかる…。