入江勇吾役・窪塚愛流コメント
――ドラマ出演を聞いた際の心境を教えてください。
素直に嬉しかったです。「ばかやろうのキス」は、恋愛ドラマです。ですが、恋心以外にも感じられる感情は、たくさんあると思います。僕は、入江勇吾を演じさせて頂きます。勇吾は、自分の気持ちとちゃんと向き合おうとする人だと思います。だからこそ、僕も自分自身に負けぬよう日々の撮影を頑張ろうと思っています!
――脚本を読んだ感想を教えてください。
初めから自分が演じる役の視点で読ませて頂いたので 「勇吾、その気持ちよく分かる」と共感する部分がたくさんありました。でも、僕よりも勇吾の方が優しい人です。僕の普段の性格では、もちろん友達や他人の人の気持ちを尊重しようと過ごしていますが、恋愛においては、話が違います(笑)。
勇吾の立ち振る舞いを見ると切なくて涙が出てくるシーンがありました。そして“優しい”と同時に”自分の気持ちを殺してる”とも思いました。そんな勇吾の姿を「美しく演じたい」と心の底から思いました。
――同世代のキャストとの撮影で楽しみなことはありますか?
戦友でありライバルでもある、キャストの方々。切磋琢磨し合って、自分の俳優人生に必要な技術や演技力をインスピレーションしたいと思っている半分、やっぱりこの作品を話題作にしたいと思っているので、役を通して“心と心”が本気でぶつかり合う撮影にしたいです。
――ドラマの時期にちなんで、これまでの「学生時代の夏休み」に関する印象的なエピソードを教えてください。
高2の夏休みはコロナ禍にドンピシャであったり、高三の夏休みはドラマの撮影に捧げましたので、高1が一番夏休みらしいことが出来ました。ですが至って普通です。例えば、友達と海まで自転車漕いで釣りしたり、大きな花火大会に行ったりと在り来りな夏休みでした。
ですが高校を卒業し、自分の道に進み出した今。ふとあの頃を思い出すと「そういう在り来りな夏休みが一番楽しい」いや、「友達と過ごしたらどこだって楽しかった」とつくづく思います。
――同世代の高校生・視聴者のみなさんに向けて、このドラマを通して伝えたいことはありますか?
Z世代は、SNSやインターネットの時代。そして、僕達の時代。今、世の中にはたくさんの情報が交差しています。その中で僕は、このドラマを通して視聴者の皆さんの「力」になりたいと思っています。
具体的に何の力になりたいのかと言うと「諦めることは簡単だけど、そんな欲に負けず自分のやるべき事に向き合う姿が一番格好良くて、その人を輝かせることが出来る。」ということです。