阿部寛、配信ドラマ初主演「自分の内面に新たに挑戦する作品」<すべて忘れてしまうから>
阿部寛が、Disney+(ディズニープラス)内「スター」ブランドの日本発オリジナルドラマシリーズ「すべて忘れてしまうから」で配信ドラマの初主演を務めることが発表された。同作は9月より配信となる。場面写真とクランクイン初日の阿部のコメントも到着。阿部は「自分の内面に新たに挑戦する作品になるかなと思っています」とコメントしている。
ミステリー作家「M」が、消えた謎だらけの彼女に翻弄される
本作は、今最も話題の作家の1人である燃え殻の同名エッセイが原作。阿部が演じるのは、現実から逃げたくて書いた小説が、たまたま小さな出版社の目に止まり、大した賞も大ヒット作もないまま小説を描き続けているという地味で主体性がないミステリー作家「M」。
主演発表に合わせて、阿部が演じる主人公Mの画像も解禁された。気難しそうにパソコンで原稿を書く姿、猫背気味でどこか自信なさげにバーカウンターに座る姿からは、阿部の近年の力強いキャラクターとは一線を画す、情けなさと哀愁あふれるキャラクター性が伝わってくる。
物語は、ハロウィンの夜に彼女が消えたことに始まる。5年間付き合った恋人「F」と些細なことで喧嘩し、何となく連絡を取らないまま3週間ほど経ったある日、Mは周囲から促され、突如失踪した彼女を探し始める。しかし周囲から語られるFは、Mの知る彼女とは全く異なり、次第にFの秘密があきらかになっていく。消えた彼女・Fの謎が心を惑わす、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーだ。