「小さな巨人」竜星涼が明かす名シーン舞台裏!
警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描く警察ドラマ「小さな巨人」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)。一度のミスで所轄に左遷された香坂(長谷川博己)は異動した芝署管内で起きた誘拐事件に、ビルからの飛び降りた京子(富永沙織)の死が関わっていたことを知る。その容疑者・隆一(加藤晴彦)は、別の犯人を仕立て上げアリバイを偽装。さらに、芝署署長・三笠(春風亭昇太)が隆一から賄賂を受け取り、裏取り引きしていたことが判明する。緊迫した展開が続くドラマで、所轄の若手刑事・中村を演じる竜星涼に直撃し、舞台裏を語ってもらった。
圧倒される長谷川&香川の演技!カメラに向かう芝居に感動!
第1話冒頭から長谷川と香川は火花を散らす演技対決。大捜査会議の場面では、竜星もその火花を目撃。「先輩方が素晴らしいので、同じ場にいるだけで空気がいいんです。カメラがグッと寄って、対・相手の役者ではなくカメラを見て芝居をされる場面が多いのは“日曜劇場組”だなと思いますね。お二人ともすごい迫力で、僕は初心に戻れるので、出番以外もモニターで見学させていただいています。長谷川さんは早めに位置に立って、自分が映らないカットでも相手の受けのお芝居をされています。そういう真摯な姿勢も勉強になっています」(竜星)。
ドアを押さえたのはサイレント!?力を込めるフリだった押さえる演技
第1話のクライマックス、本部の指示に背き、犯人を説得する渡部(安田顕)を守ろうと、所轄メンバーがドアを押さえ、迫りくる一課の面々に必死の抵抗をした。「渡部さんが説得してるときはちゃんと音を録っていたんですが、僕らは(BGMが入るので)音声オフで、表情だけで勝負だったんです(笑)。息も止めてたんで、結構大変でした。みんなでドアを押さえてるんだけど実はセットで、本当に力を入れると壊れちゃうから、力を込めてる芝居なので難しかったんです。結局突破されてしまって、もう無念でしかありませんでしたね」(竜星)。
安田顕からツッコミ!中村は昭和の刑事顔!?
所轄メンバーは団結力が抜群!「所轄メンバーは、みな楽屋に帰らずによくスタジオ前にたまっています。キャストからの差し入れも多く、ドリンクをその場で作ってくれるケータリングは好評ですね。僕は今、朝ドラでも、6月公開の映画でも警察の役をやっていて、ことしは警察官にご縁があるな、という話をヤスケン(安田顕)さんにしたら、『昭和の刑事にいたよ、こういう顔』って言われて。全然分かんないですけど、ちょっとうれしい(笑)」(竜星)。
毎週日曜夜9:00-9:54
TBS系で放送