アンジュルム、初めての“何もない”武道館で得たものとは?
ハロー!プロジェクトに所属するアイドルグループ・アンジュルム。4月9日の埼玉・三郷市文化会館公演からスタートした、彼女たちのコンサートツアー「アンジュルム コンサートツアー2017春 ~変わるもの 変わらないもの~」が、5月15日の日本武道館でファイナルを迎えた。
スマイレージ時代から数えて5回目となる武道館だが、“なにもない”武道館公演としては今回が初。今まではスマイレージやアンジュルムとして初武道館、福田花音、田村芽実、それぞれの卒業公演の計4回とスペシャル感が漂うものだった。
もちろんメンバーはそんなことも気にせず、一曲目のライブ新曲として書き起こされた「無双 Strong!」からフルスロットルでスタート。インディーズ時代のファーストシングル「ぁまのじゃく」など、スマイレージ時代から楽曲を含む全24曲(アンコール含む)を歌いあげ、“スマイレージ×アンジュルム”というテーマの世界観に、訪れた約6500人のファンたちを熱狂させた。
メンバー構成は9人のアンジュルムだが、現在は3期メンバーの相川茉穂が病気のため活動中止中。しかし、ライブ中盤で歌った「乙女の逆襲」の間奏中では、実際は相川のソロダンスとなるシーンで、ライティングが相川のメンバーカラーである緑色になりメンバー8人がダンスを魅せるなど、メンバーとスタッフが相川のことを思いパフォーマンスを披露する一幕も。3期メンバーの室田瑞希も最後のあいさつで「8人で(ツアー)を回ることができて本当にうれしいですし、気持ちは9人で回れました!」と同期愛を語っていた。リーダーの和田彩花も「スマイレージとアンジュルムは別のものだと思っていた。でもこのツアーを通して、どの時代もどの時期も、ずっとグループのことが大好きだったり、このメンバーといろいろなことをしたい!という気持ちは変わらない。大好きだからこそ、変化をもとめている」と、さらなる進化を誓った。
彼女たちにとって1年ぶりとなるホールツアー&武道館公演。2017年はメンバーの休業など、さまざまな困難とともにスタートしたが、この逆境を今回のツアーを通して力に変えた彼女たち。公演ラストのメッセージからも感じ取れるように、“何もない”初の武道館公演は、次のステージへと駆け上る“何かを得た”ステージとなったに違いない。
今回の武道館公演では、6月21日(水)に発売となる「愛さえあればなんにもいらない/ナミダイロノケツイ/魔女ッ子メグちゃん」トリプルA面シングルを披露し、会場のファンを魅了した。
M1 1無双 Strong!(ライブ新曲)
M2 愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためにすべて退化してきた人間
M3 愛さえあればなんにもいらない(6月21日(水)発売シングル)
M4涙は蝶に変わる
M5 ぁまのじゃく
M6 ◯◯ がんばらなくてもええねんで!!
M7 魔女ッ子メグちゃん
M8 ショートカット
MC
M9 恋ならとっくに始まってる
M10 糸島Distance
M11 乙女の逆襲
M12 忘れてあげる
VTR
M13 ミステリーナイト
M14 さよなら さよなら さよなら
M15 嗚呼 すすきの
M16 同じ時給で働く友達の美人ママ
M17 有頂天LOVE
MC
M18 大器晩成
M19 次々続々
M20 ドンデンガエシ
M21 出すぎた杭は打たれない
EN1 私の心
MC
EN2 ナミダイロノケツイ
EN3 友よ