日向坂46の活動に密着したドキュメンタリー映画の第2弾「希望と絶望」が、7月8日(金)に全国公開される。映画が完成する前に、2期生の金村美玖、河田陽菜、3期生の上村ひなのにインタビューを実施した。約2年間の密着を振り返り「見るのが怖い」というメンバーたち。東京ドームでのライブという大きな目標を前に、グループ内には不満や不安が充満し、彼女たちが掲げてきた“ハッピーオーラ”に薄暗いもやがかかり始める。コロナ禍による活動の制限と環境の変化でメンバーたちは何を思っていたのか。ほか、2期生初となる渡邉美穂の卒業や、合流が近づいてきた4期生についても語ってもらった。
上村ひなの、ドキュメンタリーは「後から見たことで気が付けたこともある」
――ドキュメンタリー映画第1弾「3年目のデビュー」は2年前になりますが、反響はいかがでしたか?
上村ひなの:オンラインミート&グリートだったり、ファンの方と触れ合うようなイベントで映画の感想を頂けたり、お仕事の現場でも「映画を見たよ」という声を頂くことが多くて、すごくうれしかったです。
金村美玖:日向坂46のことをよく知らない友達から、「映画を見て、すごく応援したくなった」と連絡が来るくらい影響力がある作品でした。たぶん日向坂46を知らない方が見ても(私たちの活動を)振り返られる、凝縮した映画になっているので、今回の作品も合わせて、ぜひチェックしていただきたいです。
河田陽菜:「こういうことがあったんだね」という声を頂いたりしたので、日向坂46を好きになったばかりの人にも見てほしい作品です。
――演技ではないですが、ご自身の姿がスクリーンに映し出されているのはいかがでしたか?
河田:「あ、こういう感じで映っていたんだ」みたいな。自分はこういうことをしゃべっていたんだなって、今も見返すとすごく恥ずかしいなとか、あの時の自分がこうだったなって、自分たち自身も思い返すことができました。
金村:すごく不思議ですよね。自分が撮られていると思っていない感じの風景が、大きなスクリーンで皆さんに見られていると思うと、すごく不思議な光景だなとは思うんですけど。それが一つの映画としてちゃんとまとまっていて、私たちこんな濃い時間を送っていたんだなって。第三者目線みたいな感じで見られることってあまりないので、それは自分たちも見られて良かったなって思います。
上村:この映画に映っている当時は、考えている時間がなかったというか、今の自分たちの気持ちとかを分かっていないまま、毎日めまぐるしく過ごさせていただいていたんですけど、後からまとまった作品を見て、この時の私ってこういう気持ちだったんだなとか、後から見たことで気が付けたこともたくさんあるので、私たちにとってもすごく大事な映画になりました。
金村美玖「いろいろありすぎて、どういうふうにまとまっているのか分からない」
――そして、第2弾が決定しましたが、映画スタッフの撮影は続いていたんですよね?
金村:そうですね。なので、出るのがいつになるんだろうなって思いつつ、やっぱり「3年目のデビュー」が終わった後もずっと取材していただいていたので、どの区切りで、どういうストーリーになって出されるのかなっていうのは思っていました。ついに公開ということで、いつの間にか着々と私たちも月日が流れてしまって(笑)。本当に2年もたっていると思っていなかったので、その間にいろいろありすぎて、ちょっと自分たちもどういうふうにまとまっているのか分からない感じでした。
上村:ドキュメンタリー映画なので、演技をしているわけでもなく、でも活動しているだけで作品になっているっていうのがすごく不思議な感覚です。それって私たちにしか作れない、作り出せない映画なのかなとも思うので楽しみです。
河田:本当に(撮影スタッフは)ずっといらっしゃって、細かい部分というか、「これどこで使うんだろうな?」っていう細部までずっと密着してくださったので、私たちが知らない他の子の部分も見られると思うので、皆さんも楽しみだし、私たちも公開を楽しみにしています。
SMR(SME)(D)