日向坂46のドキュメンタリー映画第2弾「希望と絶望」の初日舞台あいさつが都内で行われ、メンバーである潮紗理菜、丹生明里、上村ひなの、さらに監督の竹中優介氏がステージに登壇した。
同作は、日向坂46が目標とする東京ドームでのライブ開催までの道のりを、約2年かけて密着取材したドキュメンタリー。コロナ禍での葛藤や苦しみ、困難に負けずに夢のステージへと突き進むアイドルの姿を映し出す。
ステージに登壇した潮は映画の感想を聞かれ「私たちメンバー同士でも普段話さないことを映画を通して知ったこともあって、初めてメンバーの心の中を知ることができて良かったです」と答えると、それを聞いた丹生は「インタビューとかもあったので、真面目な話をメンバーに聞かれるのはちょっと恥ずかしかったです」と本音をポロリ。上村は「メンバー22人いれば思っていることも全然違うので、過去を振り返りながら見るのは楽しかったです」と笑顔を見せた。
撮影期間は約2年。監督に向けて質問があるという丹生は「おみそしるコンビの河田(陽菜)と表紙撮影をしていただいた時に、片方がインタビュー、片方が撮影シーンのみだったのはどうしてですか?」と直撃。痛いところを聞かれた監督は「尺の関係で…」と声を詰まらせ、どちらか好きな方を選んだわけではないと弁解した。
逆に、映像化されて驚いたものもあったそうで、マスクを逆に付けているところが映っていたという潮は「誰にもバレていないと思ったら、メンバーから総イジリされて、恥ずかしい気持ちになりました」と明かす場面も。
そんな中、上村が監督に映画の見どころを聞くと「ファンの声がメンバーの力になっているんだっていうのが伝わるシーンがたくさん撮れたことが良かったです。みんなキラキラした目になるし、あんなにしんどそうだったのに急に笑顔になるのを見ていると、ファンの力ってすごいんだなって思いました」と監督。その言葉に潮は「おひさま(ファンの総称)の皆さんのインタビューも映画にはあって、私たちは知らなかったので、映画を見て実際に皆さんの声を聞けたのはすごくうれしかったです」と思いを明かした。
最後に、潮は「普段お見せすることのない私たちの姿が映っています。もっとたくさんの人に日向坂46を知っていただけたらうれしく思います」と伝えると、丹生は「おひさまの皆さんのパワーが私たちの活動につながっていると改めて感じました」と感謝。上村は「私たちも気付いていなかったような感情が映し出されているような映画になっています。この映画を見て、もっともっと私たちのことを愛していただけたらうれしく思います」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。