――そして、ここで少しプライベートについても聞かせてください。1年前は甥っ子と遊ぶのが楽しいとおっしゃってましたが、甥っ子や新たに産まれた姪っ子たちとは最近会えてますか?
お正月に会ったきりかな? 元気にすくすくと育っていますね。
――「テレビで見たよ!」とか言われますか?
見てくれているとは思うんですけど…さすがに認識していますよね。でも、あんまりそういう話はしないんですよ。いつも、引っ張り回されて遊んでいるだけで。ただ、もうちょっと大人になったら、そういう話もするようになるかもしれませんね。
――鈴木さんを目指して、役者になりたいって思うかもしれませんね。
いやー、どうでしょうね。
――毎日、撮影でお忙しいとは思いますが、最近ハマっている事は何かありますか?
プライベートでは…ほとんどないかな。趣味がないっていうのもあるんですけどね(笑)。今回、season2になって遊軍刑事になったということで、純粋に出しろが増えたんですね。捜査会議にもいるし、現場検証にもいるし、時には取調室にもいるということで、単純に天笠にやる事が増えて、今改めてお芝居と向き合っているというか、楽しんでいる感じはありますね。
今までの天笠っていうのは、基本的には捜査一課長との関係だけでしたし、捜査会議で発言するということもなかったんですよ。今は、捜査会議で「被害者は●時●分、●●で~」「この証拠が●●にあって」っていう長いセリフを喋る時に、どういうふうに伝えたら1番いいんだろうっていうことも考えるようになったので、天笠の立ち位置として熱量やスピード感を加えたいということで、今まで以上にセリフの練習をするようになりましたね。
今までやってなかったんかい!っていう話なんですけど(笑)。改めて、刑事ドラマの難しさプラス、とても自分の糧になっていると感じています。
初めてちゃんと、いっぱしの刑事っていう感覚になったというか、そしてそれを演じるためのスキルであったり、気構えであったりっていうのは、これくらいのものが必要なんだなっていうところを今学んでいる感じです。本当にすごく勉強になっているんですよ。現場でいうと、金田さんと行動を共にすることが多くて、金田さんがとても良くしてくださり、セリフを振っていただいています。
台本上で金田さんと僕で情報を2分割している部分があったら、金田さんが事前に監督やスタッフさんと「これは全部、天笠に言ってもらって、俺が締める形の方が刑事としてのコンビネーションも見えると思うんだけど、どうかな?」とか相談して、「鈴木、悪いんだけどセリフ全部言ってくれない?」っていう作り方をしてくださり、とてもいい関係性と思っています。
あと、「捜査一課長」はある種ベーシックな刑事ドラマというところが魅力の1つだと思うんですが、1つ1つの関係性が深まっていくことによって、見ている方も楽しんでくださると思います。だから、刑事がただ並んでいるのではなく、そういう関係性を、特に金田さんと作らせていただいていることに感謝しています。
なので、見ている方に対して応えていけるようになりたいなっていう感じの日々ですね。わりとプライベートでも、これくらいやらなきゃいけないっていうのを考えているかもしれないですね。
少し前にちょっと休みがあったんですよ。4月は別の作品との兼ね合いもあって、毎日のように撮影をしていて、そっちの方が集中力が持続できていたんですよね。そこで2、3日休みを頂いたんですけど、休み明けの撮影はダメでしたね(笑)。サボっちゃいけないなっていうことを実感しました。
1年目かよって言われそうですが、10年以上たって気付ける事もあるということですね。僕の中ではすごい事なんですけど、改めて文字にすると普通の事かもしれませんね(笑)。
――では、最後に後半戦へと突入する「警視庁・捜査一課長 season2」の見どころをお願いします。
season2になり、田中圭さんも新たに加入して、前回よりパワーアップした作品を届けられていると思います。僕は今まで運転担当だったんですけど、今回の僕は現場の最前線で捜査をする刑事として頑張っています!
ずっと運転担当の僕を見ていただいていた方にも、天笠の成長みたいなものを感じられるようなドラマも描かれていますので、楽しみにしていただきたいです。その辺は今まで見ていただいていた方だけではなく、初めて見るという方にも楽しんでいただけるんじゃないかなと思いますので、ぜひぜひよろしくお願いいたします!