セントチヒロ・チッチ「私もこうなりたいと思った」
BiSHのセントチヒロ・チッチは、これまで何度も、苦しくなった時に「深夜高速」を聞いていると話す。フラワーカンパニーズのライブを訪れた際、バンドなのにダンサーのように見え、その「生々しい感じ」に「私もこうなりたい」と思ったという。さらに、深夜の高速をバスで移動した頃の思い出、ライブハウスでライブすることへのこだわりや思いも語る。
自身のラジオ番組で「深夜高速」と出会ったという伊集院は、何かに追い詰められて抜け出そうとしている歌に聴こえ、当時の自分と重なり思わず涙したと明かす。そして、世代を超えて愛されているのは、「普遍的にそういう人がいるからじゃないか」と分析する。
また、大久保は、仕事が忙しくなってきたあたりによく聴いていたと語り、仕事が増え、疲れやストレスも多かった当時、聴きながら白ワインをガブ飲みすると泣けてきた、というエピソードを披露。「心にあるかたまりを溶かしてくれる存在」と表現し、「生きててよかった」と思う瞬間を告白する。
メンバーがデモを聞いた時の印象を明かす
さらに、フラワーカンパニーズのメンバーも一人ずつインタビューに応じ、ボーカルの鈴木圭介が作ってきた「深夜高速」のデモを初めて聞いた時に抱いた印象を明かす。ベースのグレートマエカワは、有名な「生きててよかった」のフレーズに、ある不安を感じていたと話す。また、ステージで演奏する際の観客の反応について、ギターの竹安堅一は「鳥肌が立つ瞬間もある」と語る。曲ができた時が「一番楽しい瞬間」という鈴木は、20代の時と比べて感じる、歌詞を作る上での変化を明かす。
そして、深夜に高速を移動して次のライブへ向かうことについて、ドラムスのミスター小西は「ワクワクはずっとある」と話し、メンバーそれぞれが、ライブハウス、そしてそこで働く人たちへの思いを語る。
また、vol.3の放送に先駆け、第1回「私が『エイリアンズ』を愛する理由」が7月9日(土)に、第2回「私が『接吻』を愛する理由」が7月16日(土)に再放送される。