橋本愛「『あれ?私、ミタかな?』って(笑)」
また、脚本を遊川が務めるということで、今作に“遊川らしさ”を感じる点があるかと聞かれた橋本は「『同期のサクラ』『35歳の少女』に続いて、ご一緒するのは今回で3作目なのですが、“怒り”という感情が通底しているなと思いました」と述べた。
続けて「遊川さん自身が社会や人に抱いている怒りが、今作ではトラコに投影されていると思っていて。私自身が共感しながら表現しなければいけないのですが、私は怒りという感情から遠ざかって生きているので、どうしたら怒れるかなって…(笑)。そこにたどり着くのには時間がかかったのですが、今は、怒りを抱えてしか生きられないトラコのことをすごく愛しています」と明かした。
さらに、橋本は「壁からのぞくようなシーンがあったのですが、その時に『あれ?私、ミタかな?』って思いました(笑)」と茶目っ気たっぷりに解答。「『家政婦のミタ』を見ていた当時は、私がこっち側をやる人生になるなんて思っていなかったので、不思議な気持ちで演じている部分もありますね(笑)」と撮影時の心境を語った。