大政絢が主演を務めるドラマ「理想ノカレシ」(毎週火曜深夜0:58-1:28、TBSほか※12日は深夜1:05-1:35)の第7話が7月12日(火)に放送される。同作は、ヘッドハンティングされたベンチャー企業で仕事をバリバリとこなすハイスペック女子・小野寺優芽子(おのでら・ゆめこ)が、初恋の人とうり二つのミステリアスな青年と出会い、優芽子の日常が大きく動いていく…という物語をオリジナル脚本で描く。
今回、主演の大政にインタビューを行い、オリジナル作品ならではの役作りの裏側や、佐藤との撮影でのエピソード、お薦めドラマ&ときめくアイテムなどについて話を聞いた。
――ドラマが解禁された際に「大人の恋愛だからこその共感もある」とコメントされていましたが、特に共感した部分を教えていただけますでしょうか。
優芽子は現実的に物事を考えているんですが、大人になればなるほど直感でいけなくなる部分は共感できるなと思います。その揺れ動く気持ちが最後どうなるのか皆さんに見ていただきたいです。
――大人の女性を演じる上で、ご自身の経験を役に投影されている部分もあるのでしょうか。
10代、20代は友達と恋愛の話で盛り上がることが多いと思うんですが、30代になってくると、家族の話や子どもの話とか、恋愛以外の話題も増えて、キュンキュンした話をしなくなってくるんですよね。そういう経験を経た上で今回の役を演じるのは大事だなと思って。表情やセリフの言い回しに気を付けながら演じました。
台本を読んで「もうおばさんなんだ、私」
――年齢を重ねるにつれて、表現の幅も広がっていくと。
大人になるにつれて、演じる役も変わってきていますし、自分自身も大人になったんだなと感じます。今回も、台本に「おばさん」と書かれてあって、「もうおばさんなんだ、私」と(笑)。自分が言うセリフも捉え方もだんだん変わってきますし、そういう意味でもお芝居って楽しいなと思います。今だからこの役が演じられると思うので、年齢を重ねるごとに違う表現ができるんじゃないかなと思います。
――今作は、「TBS連ドラ・シナリオ大賞」第4回大賞受賞者の渡邉真子さんが原案、第5回の入選者である木村涼子さんが脚本を担当されています。オリジナル脚本のストーリーを演じてみていかがでしたか?
オリジナル作品なので、プロデューサーさんや監督とセッションしながら優芽子のキャラクターを作ってきたので、今の時代に近いものを反映しつつ、キュンとするものが送り出せていたらいいなと思いながら撮影に臨みました。
原作があると髪型やイメージを原作に近づけようとするのですが、オリジナル脚本だと1から生み出すので、衣装の方向性やメイクについても話し合いながらできたのは楽しくもありましたが、大変だったところでもあります。
衣装合わせでは、仕事用、プライベート用、部屋着と、それぞれギャップを見せられたらいいなという話を、監督とスタイリストさんとしました。特に仕事のシーンではかっこいい女性像にしたくて、淡い色よりもクールなものを選びながら「こっちの方がいいんじゃない?」「こっちかな?」という話し合いをしました。
――優芽子は、高校生のときの初恋の相手を理想の彼氏像だと思い続けていますが、大政さんご自身の理想の彼氏像を教えてください。
今回このドラマに出演させていただいて改めて考えたのですが、高校生のときと今とでは理想像が全然違うなと思いました。10代から20代前半はキュンキュンするもの、刺激があるものを求めていたり、夢見がちな感じだったと思います。20代後半から今の年齢にかけて、普通に優しい人が良かったり、動物が好きな人や食の趣味が合う人が良かったり…ちょっと自分のマインドに近い人が理想の彼氏像になっている気がしますね。10代の頃は食の趣味が合わなくても話していて楽しいとか、どこかに一緒に行って楽しいとか、そういうものを求めていた気がします。