持ち前の、明るくはじける笑顔で、数多くのテレビドラマやCMに出演している今田美桜。7月1日(金)に公開を迎えた、映画『バズ・ライトイヤー』では、初のディズニー&ピクサー作品の声優に挑戦した。今田は、「決まった時はドッキリかと思いました」と振り返り、「アトラクションに乗っているみたい」と作品の見どころを語った。「仲間の絆ってすごく大きいんだな」と、作品を通して今田が成長したことについても話した。
初のディズニー&ピクサー作品に出演「決まった時はドッキリかと思いました」
――バズの新たな仲間としてミッションを共にする“イジー”役の日本版声優に決まった際のお気持ち、また、誰もが知る「トイ・ストーリー」に関係する作品に出演する心境を教えてください。
本当に、誰もが知る、私も小さい頃からみていた作品だったので、決まった時はドッキリかと思いました。何度も本当ですか?と聞きました。(笑) それくらい昔から観ていた作品ですし、素直に嬉しかったです。両親にも報告したら喜んでくれました。
――イジーはスペース・レンジャーに憧れ、バズの仲間になりたいと思っている女の子ですが、実際にアフレコをして今田さんは、彼女のどのようなところに魅力を感じましたか?
映画の中では元気で、常に明るくてとても勇気のある女の子ですが、どこかで強がりな部分だったり、最初は自分を大きく見せようとする部分があるんです。それはおばあちゃんのアリーシャやスペース・レンジャーに憧れているところからくるのですが、とても素直な子だな、と思いました。バズと仲間と成長していく中で本当はこういう事を思っていたんだ、などイジーの弱いところも観られると思います。
――「トイ・ストーリー」や『バズ・ライトイヤー』のように“友情や絆”をテーマに描かれて来たシリーズにどのような印象をもっていますか?
「仲間って本当に素敵だな」というのを毎回感じますね。助け合ったり、それぞれの個性を尊重しながら皆で力を合わせて頑張ったり、というのは凄く素敵だなと小さいながらに思っていました。
――「トイ・ストーリー」シリーズはおもちゃのバズでしたが、今回はルーツになった人間のバズのお話です。所さんが演じる“おもちゃ”のバズ・ライトイヤーにはどんな印象を持っていますか?
所さんが演じているというのは、大きくなってから知りました。確かに「言われてみれば!」というのがあって、“バズ”と言えばあの声、というのがすぐに思い出せるほど印象に残っていますね。
“台本の読み方から違う環境”に苦戦も「仕事を続けていく上で、財産になったらいいな」
――今回は声優ということで、どのように準備されましたか?
本当に勇敢な女の子ですし、ハキハキして元気な女の子なので、そこは意識しました。ただ、吹き替えは慣れていないところもあったので、色々と吹替演出の方に教えていただきながら演じさせていただきました。声だけに感情を乗せるって、抑揚だったりトーンだったり、大小だったり、声にもたくさんの種類があることを実感しました。
――実際にアフレコをしてみて女優のときと声優のときとで違いはありましたか?
まず、台本の読み方から違いました。「この場面はどんな表情で言っているのか?」とかオリジナル版ではどんな声なんだろうとか、その瞬間がわからなかったので、普段とは全く違う環境でした。普段は声だけじゃなくて、全身を使って感情を表現しているので、本当に顔が見えないって全然違うなって。
――今作品は今田さんにとって、かなりの自信につながる作品になったのではないでしょうか?
小さい頃から見てきた「トイ・ストーリー」の、アンディーが見て欲しがったおもちゃの、映画の話なので、「トイ・ストーリー」ファンからしてもすごく、みんな気になっていたお話なんじゃないかなと思います。そういう作品にまさか自分がイジーとして、出演させていただけることは、今後、仕事を続けていく上で、財産になったらいいなって思います。