パーティ三昧だった上階の美琴と、隣に住む主婦と不倫していた拓人。2人は不倫関係ではなかったが、それぞれに“騒音”を出していた。そんな2人に創作活動を邪魔されたことが動機となって、千弦は2人の不倫関係を偽装し、殺害したのだった。
朱梨に「2人を殺害したのは、あなたですよね」と突きつけられて態度をガラリと変え、「2人がいけないんですよ。2人して私の仕事の邪魔を…私の才能の邪魔をしてくるから」と笑顔すら浮かべた千弦。「久しぶりなんです、この感覚。静かな部屋で、誰にも邪魔されることなく、自分が綴った言葉たちとゆっくり向き合う…」と恍惚とした表情を見せ、小説家としての喜びの感情を爆発させた。
「真田丸」「まんぷく」などに出演
創作に没頭したい一心で、“騒音”の原因を殺人という手段で排除した千弦の狂気を怪演してみせた橋本。罪を突きつけられても薄ら笑いを浮かべる姿には、人間の負の感情があふれていてゾッとする。放送を見た視聴者からも「橋本マナミの演技すごかった」「橋本マナミさんの怪演ぶりに引き込まれた!」といった声が上がった。
“国民の愛人”のキャッチフレーズでブレイクした橋本だが、近年はグラマラスなボディを役衣装で包み、女優としても活躍。大河ドラマ「真田丸」(2016年、NHK総合ほか)では悲劇の女性・細川ガラシャをしっとりと演じ、連続テレビ小説「まんぷく」(2018年、NHK総合ほか)では福子(安藤サクラ)の職場の先輩・恵をチャーミングに演じた。
第2話放送後、番組公式Twitterでは、「こういう役をやってみたかった!と橋本さんが語る小説家の女・千弦 やわらかな印象の裏に隠された彼女の本当の【感情は】…」のコメント付きで、飯豊、浅香、そして橋本が笑顔で収まった現場オフショットを公開。“やってみたかった”という狂気のキャラクターを見事な怪演で体現した橋本の今後の女優活動にも期待が高まる。(文=ザテレビジョンドラマ部)