<アダマス 失われたダイヤ>双子を一人二役で演じたチソン「顔は同じだが”微妙に違う”という点を表現」
撮影現場のあたたかさが垣間見える場面も
そして、記者という職業自体や秘密を持ち合わせている部分に魅力を感じたというイ・スギョンはソヒの性格を「持久力がある」と表現。自身は持久力がないと思っているようで、そこがキャラクターと一番異なる部分だと話すと、監督が鼻先でフンと笑ってみせた。その理由として「彼女は十分な持久力があります。私が作品の中で大変なことをさせたシーンがとても多かったので、申し訳ない気持ちで笑ってしまいました…」と彼女を褒める様子から、司会者も「撮影現場の雰囲気も和気あいあいとしていたと思います」とキャストとスタッフの雰囲気の良さに触れた。
また、カリスマ性のある役柄を多く演じているホ・ソンテだが、保安責任者チェ総括というキャラクターではどのようなカリスマ性をみせてくれるのか聞かれると、「私自身はカリスマがあまりないのですが、常に引き受ける役はこのように強い感じのため、演じるとき縮こまることが多いんです。チェ総括は、私が今まで引き受けた役の中で一番洗練された役です。私に機会をくださった監督に心より感謝申し上げます。さきほどの質問に答えを申し上げるなら、洗練されたカリスマを(笑)感じさせるため最大限努力をいたしました」とシャイな人柄あふれる回答に。そこに司会者が「今後、洗練されたカリスマを話題にする時には、ホ・ソンテさんを思い出せばよさそうです笑」とイジるなど、悪役のイメージとは反対に優しく控えめな人柄である様子が垣間見えた。
物語のカギとなる”アダマス”を一言で表現すると…
会見の中では、物語の重要なカギとなる”アダマス”を一言で表現するとしたら?という質問も。ホ・ソンテから回答を振られると”あいつのアダマス”と答え、「あまりにも重要な対象物であり、探すために本当にたくさんの努力をしなければいけない、ということを含蓄的に表現してみました」とユニークな視点とその意図を説明した。
イ・スギョンは”ファム・ファタール(魔性の女)”と回答し、「ここに出てくる全ての人物が、アダマスを手にするために、必死になるんです。全ての登場人物を振り回す主人公だと思います」とコメント。
ソ・ジヘは「”たまねぎ?”なぜなら、むいてもむいても新しい秘密がどんどん出てくるので、玉ねぎのようなドラマだと思います」個性的に答えて見せた。
チソンは、「”唐突な愛?”二人の兄弟が生きられる理由、生きなければならない理由。 そしてストーリーを見ていくと分かると思いますが、“アダマス”を探さなければならない理由が切実なんです。そういう意味で『唐突な愛』ではないかと」とストーリーと交えて答えてくれた。
最後に振られたパク・スンウ監督は、「僕はほかのことは何も必要なく、『アダマス 失われたダイヤ』と覚えていて下さればそれだけで満足です」とシンプルに回答し、改めて、ドラマのタイトルをアピールした。