道枝駿佑と福本莉子がW主演を務める映画「今夜、世界からこの恋が消えても」の公開初日舞台挨拶が7月29日、都内映画館で開催され道枝、福本、古川琴音、松本穂香、水野真紀、萩原聖人、三木孝浩監督が登壇。撮影エピソードなどを語った。
切ない愛を描いた「今夜、世界からこの恋が消えても」
映画は一条岬の同名小説が原作。眠りにつくとその日の記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患ったヒロイン・日野真織(福本)と、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公・神谷透(道枝)の切ない愛が描かれる。
真織が「前向性健忘」を患っていることを理解し支える、頼れる親友・綿矢泉を古川が、透の姉・神谷早苗を松本が、娘を気にかけ寄り添う真織の母・日野敬子を水野が、透の父・神谷幸彦を萩原が演じる。
「20歳になったら飲みに行こうねって言ってくださった」
撮影時を振り返って、父親役の萩原は「お芝居の経験はそんなにないって道枝君は言ってたんですけど、緊迫したシーンを何回か撮って、やるたびに毎回違って。違うっていうのが色んな正解を出してくれるんで、僕はすごく新鮮でした」と道枝の演技を称賛した。
そんな萩原の言葉を聞いて道枝は「萩原さんのお芝居を見て勉強させていただきました」と謙虚な言葉を。そして、「20歳になったら飲みに行こうねって言ってくださったんで楽しみにしています」と、役柄を離れても父子のような信頼関係が築けたことをうかがわせた。