伝え方の大切さと仲間の絆を感じたセリフです
「だってお前 喉開いたら最強じゃん」MASA
(「パリピ孔明」第3話より)
孔明や英子のセリフの中にも好きなものはいっぱいあるんですけど、どうしてもこのセリフを語りたい!と思って選びました(笑)。
JET JACKETのRYOは喉が弱く、2日連続全力で歌うのは難しいという問題を抱えたボーカル。翌日に単独コンサートを控えているため、フェスのステージでは喉を温存して代表曲を歌わないはず…と読んでいた孔明の計画によって、観客が英子ちゃんに流れてしまいます。フェス終了後、孔明に渡された“喉にいい薬”をRYOは拒絶しますが、彼の喉を気遣ったメンバーが率先して毒味。効果を体感したことでRYOにも勧めながら言うのが、このセリフです。
メンバーはRYOの喉が弱いということを誰よりもわかってるだろうし、今までもライブで声が出なくなったこととかがあったかもしれない。だから、もし私がRYOに薬を渡す役だったら、「お前、喉弱いんだから大事にしろよ」みたいにマイナスな言い方をしちゃうと思います。だけど、JET JACKETのメンバーは本当にお互いのこと大切にしていて、RYOの実力を認めてるからこそ、「だってお前 喉開いたら最強じゃん」っていう言葉が出てくるんだなって。まずは信頼してる意を示すのが素敵ですよね。
JET JACKETってアニメの中でちゃんと出てくるのは第3話くらいなのに、たった一瞬のこのシーンだけでもグループの絆が見えたので、「パリピ孔明」を見ながら心に残った部分はほとんどメモしてたんですけど、最終的にはこのセリフしか覚えてなかったくらいインパクトが強かったです。
RYOの気持ちがわかるからこそ、感情移入
このセリフは、自分にも投影されるところがありました。私も喉があまり強くなく、1日2公演ある日はいつも以上に気を遣うので、RYOの気持ちがよくわかります。でもそういうのって自分ではコンプレックスだし、歌う仕事をしている身としては悔しい気持ちもあるので、自分ではなかなか認められないことなんですよね。
イコラブのメンバーはすごく周りをよく見ていて、耳も良い子が多いので、私の喉の不調もすぐに察してくれます。指原さんにも「もし誰かが歌えなくなったり、公演に出られなくなったりしたら、その子の歌割はみんなでカバーしてね」と言われているので、以前、ライブで声が出なくなってしまった時に、メンバーが私の歌割をさっと歌ってカバーしてくれたこともありました。