有野晋哉が公開ざんげ!松風理咲には辛口?
映画「トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡」の初日舞台あいさつが5月20日に行われ、松風理咲、前野朋哉、植田真梨恵、有野晋哉(よゐこ)、富田靖子、杉山泰一監督が登壇した。
同作品は、高校生ランナーと銚子電鉄との競争イベントを軸に、電車を支える人々と地元で暮らす人々との交流を温かく描いている。
映画初主演の杏子(あんず)を演じた松風は、印象に残っている撮影について「冒頭の電車に乗り込むシーンなんですけど、電車のダイヤの都合で2回しかチャンスがなかったんです。でも、最初はドアが開かず入れなくて、(実質)1回しか撮れない緊張感の中で撮ったので、後で映像を見たら『あぁ、固まってるな』って(笑)」と恥ずかしそうに笑った。
すると、その電車を運転している磯崎を演じた有野は、「一回目にミスして、また(電車が)戻るまで車内で待っていたんですけど、『暑いなぁ』と思って窓を開けたんです。でも、その椅子が(本番で)理咲ちゃんが座るところだったみたいで。本編を見ていたら『あぁ、窓開けっ放しやぁ』って。あの窓はすいませんでした」と突然の公開謝罪。
杉山監督は驚きながらも「そうですよね? (窓が開いていて)おかしいなぁと思いました。でも、あれは効果的でしたよ」と笑い、前野も「演出かと思っていました(笑)」とフォローした。
また、杏子の母親を演じた富田は「杏子が二階から玄関に走ってくるシーンで、その走っている姿がかわいい! このかわいさは絶対に『トモシビ』でしか見られない。次に共演してもあの走りはないんだろうなぁって思います」と、松風を本当の娘のように絶賛。
すかさず横にいた有野が、「あれ(撮影)から1年経っているから、もうないですよ。自分の部屋のベッドで足をバタバタするところもかわいかったけどね。もう今はできないですよ」と冷たく言い放ち、笑いを誘った。
最後に松風が「初日ということですごくドキドキしているんですけど、皆さんに見ていただいてうれしいです。これからもたくさんの人に見ていただけるよう私もがんばっていきます」とあいさつ。
杉山監督は「この映画のもう一人の主役・銚子電鉄は、経営がほとんどぬれ煎餅に頼っているところがあるそうなので、ぜひ銚子の街に足を運んでいただいて、銚子電鉄に乗って、ちゃんとした経営が成り立つように応援よろしくお願いします」と、銚子電鉄への思いを語り、イベントを締めくくった。
公開中
出演=松風理咲、前野朋哉、植田真梨恵、市川理矩、石井貴就、堀田真由、升毅、菅原大吉・井上順・有野晋哉、富田靖子/前田航基、観修寺保都、今野誠二郎、芋生悠、安藤瑠一、谷井優貴
監督=杉山泰一
原作=吉野翠「トモシビ~銚子電鉄の小さな奇蹟~」(TO文庫刊)
脚本=佐野誠、吉野翠
配給=トモシビパートナーズ
制作=クリーク・アンド・リバー社
【HP】http://tomoshibi-choshi.jp/
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