フロアが最高潮を迎えたあとのMCでは空気が一転。花城「日陰を歩いている気がした」、矢野「葛藤があった」、大葉「いつまでステージにたっていられるのか」、大島「この1年にどん底の日があって、負けそうになったこともあった」、平松「ここ2、3カ月暗闇の中にいました」と、メンバーがここまで抱えていた不安を口々に語り出すも、その後にファンへの感謝を込めて歌った「青」を披露。感情をストレートに歌に乗せ表現する彼女たちに呼応し、5年目へと進む彼女たち照らすように、フロアは青のペンライト一色に。続いて披露された、前へと進むメッセージを込めた『アドバンテージ』の曲中には、大島から感謝の言葉も語られた。
藤咲は、メンバー脱退を受け、前向きになることが出来なかった日々を語った上で「私たちHelloYouthが伝えたいことは、素直な気持ち。Hello Youthと過ごしていく時間が青春そのもの。たくさんの夢を、たくさんのステージを、みんなで輝かせて行きたい。」と今の素直な気持ちをまっすぐに伝え、本編の最後に披露されたのが、今の彼女たちの姿を等身大に描いた「終わらない夢」。涙で声を詰まらせるメンバーの姿があった。
アンコールでは、アップテンポなレゲエチューン「HelloSummer」でフロアの空気をガラッと変化させ、「やっぱ夏ですもん!〜とりま百道でBBQ〜」「PARTY人生」と前向きすぎるくらい前向きでハッピーなアッパーチューンでライブは終演……の予定が、鳴り止まないダブルアンコールに応え、メンバーが再度登場。予定外の「だって夏ですもん!」を披露して、夏らしいハイテンションな高揚感でライブは終演を迎えた。
終演後メンバーに話を聞いたが、口々に語ったのが「HelloYouthもっとたくさんの人に知ってほしい」という強い思いだった。5年目を走り出したHello Youthは8月27日(土)には横浜アリーナで行われる@JAM EXPO2022への出演も決定。今後の活動にも期待が高まる。
取材・文/エドボル
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