8月6日、世界最大級のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022」(8月5~7日、お台場・青海周辺エリア)のHOT STAGEで、WACKによるスペシャルステージ「WACK presents DREAMLIGHTS in TIF」が開催された。
オープニングはココ・パーティン・ココが3連発
2018年に始まり、5年目となる同スペシャルステージ。直前にBiSHと元EMPiREの出演がキャンセルとなったが、どんなことをしてくれるのか観客の期待は高まっていた。
そんな中、最初にステージに登場したのはWACKの代表で音楽プロデューサーの渡辺淳之介。2組が出演キャンセルになったことを詫びた後、「ちょっとお知らせを持ってきました」と言い、イベント開催を発表した。
「10月3日(月)、ここZepp DiverCityにて『Fine Nature Sensation』を開催します。略して“FNS”です。BiSHなりのFNSを開催します。TIFの本日(8月6日)のチケットをお持ちの方がフリーで入場できます」という、うれしいお知らせが飛び込んできた。
そして「本日は、いろんなグループが出てきますが、(メンバーが)欠けています。なので、今日しかないステージを楽しんでいただければと思います」と呼び掛けて、本編がスタートした。
トップはGANG PARADEのココ・パーティン・ココ。「短い時間にはなりますが、皆さんと一緒に楽しい時間を過ごせたらと思っています」と言って、アコギとパーカッションの演奏で「A Song of Punk」を歌唱。
「引き続き楽しんでいってください」と言ってステージを去るが、再びステージに登場し、改めてあいさつをして、BiSHの「オーケストラ」を歌唱した。そして、まさかと思いつつも三度登場。「もう『おまえかよ』って思ってますよね。いろいろありまして。本当に最後になりますので」と言って、「この曲の歌詞はWACKという事務所を象徴するような歌詞だなと思っていて、歌わせていただけることがうれしいです。練習していても気持ちがすごく入ったので、WACKを好きな皆さんに届いたらいいなと思います」と思いを伝え、BiSの「どうやらゾンビのおでまし」を聴かせた。
欠席したメンバーの分も補うパフォーマンスを披露
ルーズソックスのガングロギャル姿で登場したユイ・ガ・ドクソンは「Like a virgin」で、パラパラを踊り、後半は筋肉柄のシャツを着てポーズを決めたりして盛り上げた。その後は、おなじみのユニットがパフォーマンスを展開。
今回のONAGAWACK STARSは、ネオ・トゥリーズとカエデフェニックスのデュオスタイルで「ON A GOT WORK」を歌い上げ、HOLY SHiTは4人編成で「WACK is SHiT」を、SAiNT SEXも4人編成で「WACK is FXXX」を披露した。
例年よりも人数が少ないが、出演メンバーそれぞれが個性を発揮し、“今日しかないステージ”でたっぷりと楽しませてくれた。
◆取材・文=田中隆信