女優の兒玉遥が8月6日、都内で行われた映画「ウラギリ」舞台挨拶に、W主演を務めた岡田結実と齊藤英里、メガホンをとった中前勇児監督とともに登壇した。
映画やドラマ、舞台でさまざまな人間模様を描いてきた演出家・中前氏が演出・脚本を手掛ける本作。仕事でも協力し合える特別な存在だったアパレル会社に勤める加奈子(岡田)と同僚の紗理奈(齊藤)。しかし実は紗理奈は秘密を抱え、夜の仕事を掛け持ちしていた。紗理奈の生活を心配した加奈子は、夜の仕事を辞めることを条件に紗理奈にお金を貸すが、紗理奈は突然会社を辞め、連絡がつかなくなってしまう。絶望する加奈子は衝撃の事実を知ることに。
本作の内容と同様に、お金を貸した経験はあるか尋ねられた岡田は「私はバチバチにケチなので、もし加奈子みたいに(紗理奈が)理由も教えてくれなくて、しかも繁華街で男といる姿を見たあとに『お金を貸して』って言われても貸せないと思いました」と回答。
「どんなに友だちであろうとも話せない理由があるというのはわかりつつも、貸すというのは難しいなって台本を読んでいて思ったからこそ、加奈子を演じられてよかったなって思います」と明かした。
また、同じく大親友にお金を貸してと言われたらどうするかとの問いに、兒玉は「私は何も考えられないからすぐ貸しちゃいそう」といい、「帰ってこないと思って貸さないと、(返してもらえなかったら)裏切られたって気持ちになっちゃうと思うから、ボランティアの気持ちで100万貸します」とコメントして共演者を驚かせていた。
◆取材・文=風間直人
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