俳優の草なぎ剛が8月10日、都内で開催された映画「サバカン SABAKAN」の完成披露舞台挨拶に、共演の原田琥之佑、尾野真千子、竹原ピストル、金沢知樹監督と共に出席。同作品を撮影するきっかけとなった金沢監督のラジオドラマについて語った。なお、登壇予定だった番家一路は、新型コロナウイルス陽性で欠席。
「#金沢監督は天才だ」で拡散して
長崎で行った撮影について聞かれた草なぎは「途中から入ったんですけど、チームが出来上がっていました。すでに1月くらい長崎に滞在していた番家くんと原田くんは、真っ黒に日焼けしていましたね。景色もよくて、すごく素敵なところで撮影が出来て楽しかったです」と振り返った。
続けて、尾野と竹原が夫婦役を務めたことについて草なぎは「真千子ちゃんとは二回夫婦役をやっているので、竹原さんには嫉妬心を抱きました(笑)」と笑顔を見せた。
また、同作品は、金沢監督のラジオドラマをきっかけに撮影。これについて金沢監督が「剛さんがラジオドラマを朗読して、撮り終えたんですけど、事情があってなくなったんですよね?」と問いかけると、草なぎは「そうなんです。でも、最近予告編にその声を使っていただけたので、報われたなって思いました」と安堵した。
さらに「なくなってしまったのは残念だったんですけど、今回映画になって『これは映像になる物だったんだな』ってすごく思っています。僕がラジオドラマをやったことで、いい感じに映画にまとめることが出来たんじゃないかなって思います」と話した。
すると、金沢監督は「読んでいる途中、感情が入りすぎて泣かれていたんですよ。それを見て『書いた甲斐が会ったな』って満足でした」とラジオドラマの収録を回顧。これに草なぎは「監督は天才なんですよ。皆さん今からチェックしといたほうがいいです。『#金沢監督は天才だ』で拡散しといてください」と呼び掛けていた。
映画「SABAKAN サバカン」は、8月19日(金)から全国で公開。
※「草なぎ剛」のなぎは、弓へんに前の旧字体その下に刀が正式表記
◆取材・文=大野代樹