舞香流の“自分らしさ”…「はっきり意思表示をして、自分で決めたい」
ーー女優業だけでなく、モデル、バラエティー、CMと活躍されている山本さんですが、それぞれの仕事で向き合い方は違いますか?
特に違いはないですね。どれかに特化してやろうとも思っていませんし、全部やっぱり命がけみたいな感じです。
20歳の頃からは、この仕事には自己プロデュースをしていかないとなって思ってやってきています。これはできる、できないって、自分がやりたいものをはっきり意思表示して、自分の見せ方は自分で決めていきたいんです。
素の山本舞香を分かってくれる人がいればそれでいい、アンチも受け止める
「今、舞香はこういう風に見せてるけど、本当はこういう子なんだよ」ってわかってくださる人とお仕事ができれば、私はそれでいいと思っています。それで私のことをよく思わない人がいても、それは仕方ない。そこらへんは、ひょっとしたら世の女優さんと違うかもしれないですね。でも、ファンの人たちにあんまり遠い存在に思われたくないっていうのは常に思っています。「いつでも手が届きますよ」っていうスタンスでいたいですね。
ーー山本さんその意志の強さはどこから来ているんですか?
やっぱり両親からでしょうね。「やろうと決めたことは最後までやれ」って言われて育てられてきたので、空手も続けましたし。だから塾も行かせてもらえなかったんですよ。「友だちが行ってるから楽しそう」っていう理由だったからかな(笑)。
ーー今後、女優として挑戦してみたい役柄は?
今まで、今回の“プリンス”のような「強くて闇がある女性」とか、「ちょっと嫌な感じだけど最終的にはいい奴」みたいな役が多くて、私の中でも一番しっくりきてはいるんです。だけど、それに甘えることなく、今まであまりやってこなかった役にも挑戦していかなきゃなっとは思っています。
でも、この前、ラブコメでキュンキュンする役をしたんですけど、やっぱり向いてないって思っちゃいました。キスシーンとか恥ずかしいですよ。いつ目をつぶっていいか分からないし(苦笑)。
アクションものとかはやってみたいですね。あんまり女性もののアクション作品はないから、シーズンものでも楽しそう。いつかやりたいです。
◆取材・文=綱島深雪
9⽉1⽇(⽊)全国の映画館で公開
・原作︓伊坂幸太郎「マリアビートル」(⾓川⽂庫刊)
・監督︓デヴィッド・リーチ
・脚本︓ザック・オルケウィッツ
・キャスト︓ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンドリュー・⼩路、真⽥広之、マイケル・シャノン、バッド・バニー(ベニー
ト・A・マルティネス・オカシオ)、サンドラ・ブロック
・⽇本語吹替版声優︓堀内賢雄(レディバグ)、⼭本舞⾹(プリンス)、津⽥健次郎(タンジェリン)、関智⼀(レモン)、⽊村昴(ウルフ)、井上和彦(エルダー)、
阪⼝周平(キムラ)、⽴川三貴(ホワイト・デス)
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