佐藤二朗“比企能員”が小栗旬“義時”の目を変えた…義時が見るのは「坂東武者の世」<鎌倉殿の13人>

2022/08/17 15:56 配信

ドラマ レビュー

義時の胸には常に兄の言葉があった

元はといえば、義時は争いや仲違いを嫌い、農村で穏やかに過ごすのが性に合っていたはず。しかし、世を統治するためには手段を選ばぬ頼朝(大泉洋)の姿や、「坂東武者の世を作る。そしてそのてっぺんに北条が立つ」との言葉を残して逝った兄・宗時(片岡愛之助)を思ううちに、義時の目はすっかりと変わった。

放送開始されたころの義時と比べると、彼の顔や立ち姿、背中から立ち上る殺気などが、もう別人と化しているのが分かる。この変ぼうは主人公・義時という伊豆の若武者が、ここまで目にしてきた世界の厳しさを物語っている。

放送を見た人は、SNSで「毎週ここまで濃い展開を盛り込んでくれて、大河ドラマを心から楽しんでいる」「比企の最期を見入ってしまった」「佐藤二朗の奥深さに恐れ入った」「義時くん…もうあなたは変わってしまったのね」などと感想を寄せ、今週も視聴者を夢中にさせた。

関連番組