三上のおばあちゃんの死は、やっぱり事故じゃなかった
犯人の推定犯行時間、妻と一緒にいたという病院長の榎木田(鹿賀丈史)の話から、工藤は妻の榎木田玲子(渡辺真起子)に話を聞こうとする。昨夜のアリバイを聞いていくと、夫婦仲はよくなさそうなリアクション。玲子が工藤に結婚していない理由を聞くと、工藤は「ちょっといいなと思っても殺されてしまったり…」と答えた。その瞬間、玲子が妙な高笑いをした。
屋上では、看護師の野田がトラック運転手で三上のおばあちゃんをひいた宇田川悟(長野克弘)と待ち合わせしていた。野田が宇田川をうまく操っている様子が描かれる。末期ガンの宇田川は、娘たちの今後の生活のため、病院長の榎木田のためならなんでもやると言う。三上のおばあちゃんは事故ではなかったのだ。翔太朗とアリサの事故も同じマークのトラックが原因。意図的に仕組まれたものだと思われる。
翔太朗とアリサがキス寸前! 胸キュンなシーンの後に背筋が凍る
313号室では、翔太朗が何者かに狙われてる目線でカメラが動く。その後翔太朗の布団にもぐりこんで現れたのは、アリサだった。「会いたかった」というアリサに、アリサの包帯を外した翔太朗の顔が近づく。2人はキス寸前で、津田と後藤田がのぞいているのに気がついた。翔太朗とアリサ、津田と後藤田が4人で事件について話していると、看護師の山根がアリサを探しにきた。山根は傷のないアリサの顔に、再び包帯を巻きつける。
山根がアリサをつれて3号棟に行き、看護師・野田に引き渡すと、アリサが野田に包帯の巻き方が違うことを厳しく咎められる。部屋に戻ろうとすると、急に廊下に現れた猿のおもちゃがシンバルを叩いた。野田が、話のきっかけが欲しい女の子がこのようないたずらをすると言うと、思いっきりそのおもちゃを蹴る。ここのシーンでは、終始、野田の恐ろしい一面が見えた。
休憩中の野田が窓から外を見つめ、音楽を聴いている。すると急に足をつかまれ持ち上げられた。窓の下には鉄柵が。恐怖に慄きながら、落ちないようにふんばっていた野田だったが、不幸にも落下。鉄柵に串刺になって命を落とす。野田のイヤホンからは、チャイコフスキーのピアノ協奏曲1番が流れていた。
ますます謎が深まる犯人像! 犯人考察つぶやきが加速する
病院内で8人目の被害者が出て終わった第7話に、「怪しいと思ってた看護師もやられた。ますます謎」「野田看護師も婆と同じく知りすぎたことで殺されたのか?」「どんどん犯人に迫ってる? それとも犯人が迫ってきてる?」「病院側の人間で誰一人シロだと思える人物がいない」「翔太朗さんの犯人2人説。共鳴して近付いてきてるって、怖かった」と犯人考察つぶやきでTwitterは大盛り上がり。緊迫するシーンばかりの中で、翔太朗のかわいらしさに癒され、アリサとのキス寸前シーンにハラハラした視聴者も多かった。
第8話の予告映像は、翔太朗の「お互いに情報を共有して、一緒に犯人を追い詰めたいんです」のセリフから始まる。工藤刑事と翔太朗が共同戦線をはることで、犯人にたどり着けるのか。工藤の「守ってやれ、お前は彼女のことを」というセリフが悲しく聞こえる。小さな嘘が大きな悲劇となる第8話は、8月29日(月)放送予定だ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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