飯豊まりえ“朱梨”&浅香航大“風早”、心に闇を抱える大学生“濱田龍臣”の心中に迫る<オクトー>
第8話あらすじ
朱梨(飯豊まりえ)と風早(浅香航大)は、暴行容疑で逮捕された大学生・戸田大和(濱田龍臣)の取り調べを行う。大和は、アルバイト先の先輩を殴って大けがをさせた。しかし、すぐに被害者との示談が成立して取り調べは終了。釈放されるにもかかわらず、大和は納得していなかった。朱梨は、大和の目を見て赤い線を描く。赤は、怒りの色。
大和は、自分の父親のことを語り始める。大和の父親・家長敏則(水澤紳吾)は、15年前に起こった殺人事件の容疑者として指名手配され、現在も行方が分かっていなかった。大和のもとに最近、家長から「近いうちに会いたい」と書かれた手紙が届いた。大和は、それがストレスになって暴力を振るってしまったと語る。
大和は幼い頃に母親を亡くし、父親と二人暮らしだった。大和が6歳の時、父親が殺人犯として逮捕された。その後、大和は周囲からひどいいじめに遭ったり、つらい人生を歩んできた。暴力的な自分は、まさしく殺人犯の息子であり、父親のように逃げずに罰を受けたいと言う大和。
家長とトラブルがあった人物が浮上するが…
風早は、大和の苦悩と、自分の平安(船越英一郎)に対する複雑な思いを重ねる。朱梨と風早は、家長の事件について調べる。事件が発生したのは、朱梨の両親が殺された事件と同じ日だった。偶然の一致に、不穏なものを感じる朱梨。
事件当時アリバイが証明できず、家長とトラブルがあったとされる人物が浮上する。家長が営んでいた喫茶店の常連客だった庭木元春。しかし、庭木は3年前に亡くなっていた。朱梨と風早は、庭木の妻・由香子(山田キヌヲ)から事情を聞く。由香子は、家長と庭木の間のトラブルについては何も知らないと答える。
朱梨は、そんな由香子の目に“後悔”を表す青と紫を見る。由香子の後悔とは、一体何なのか。犯人がいまだに捕まらない15年前の事件。この事件を機に、朱梨と風早は大きな岐路に立たされる。